■幸せのかけら / りゅーな■
■2001年11月18日(日) 約束。

昔、ね。
パソコンを買ってもらう、という約束のもと、犬小屋掃除の手伝いをしていたんです。
私の欲しがっていたパソコンというのが、普通に使う為のパソコンではなく、いまからもう5年は昔の型の98で。
それ専用で出たゲームが、どうしてもやりたかったから。
一年間、一日でも休んだら駄目、という契約でした。
だから、一生懸命仕事をしましたよ。

それからもう何年も経ちます。
だけど、そのゲームの動くタイプの98が見つからないから、と、ずっと伸ばし伸ばしになっていて。
今になっても、私はそのゲームができずに居ます。
そして、気がついたら、そのゲームへの執着は、大分薄れてしまっています。
当時のパソコンゲームは物凄く高くて。
そのゲームを知ったとき、私は小学生でした。
必死でお金を溜めて。一万円近くもするゲームを買い集めた。
なのに。
いまは、そのゲームに対する執着は殆どなくなってしまって。
いま、すぐにそのPCが手に入ったとしても、果たして本当にゲームを楽しむ事が出来るのでしょうか?

父は、本当に軽い気持ちでこの約束をしたのかもしれません。
だから、私がその約束を果たした後も、ずっとパソコンを探すのを伸ばし伸ばしにしていた。
約束をしたのに。
私が欲しいといった条件のパソコンは、確かになかなか無かったかもしれない。
だけどね。
約束、したんだから。
みつけてよ。
私だって、必死に働いたのに…



あの時、本当に欲しくて欲しくて。
だけど冷めてしまった、愛。
そう、愛、と言ったら可笑しいかもしれない。
だけど、殆どそう言う気持ちのもとで動いていた私。
ソフトを手に入れた時の胸の高鳴り。遊べない事へのもどかしさ。



私以外の人間にとっては、どうでも良いことかもしれません。
だけど。
凄く、悔しい…
守ってよ。
約束したんだから、守ってよ。
ちゃんとすぐに、守ってよ…

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