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2003年03月06日(木) ふざけられない先生

東京のとある中学校で、期末試験の選択問題の回答が逆から読んだら○○ホソイとか△△チコクとなるような(○○は女子生徒の名前、△△は男子生徒の名前)出題をしたということで、保護者に抗議を受け、新聞沙汰になっている。校長は取り返しのつかないことをしたといい、その先生と一緒に学年集会で生徒に謝罪したということだ。

こういう記事を読むと、どうしてこれくらいのことで新聞沙汰にするのだろうと不思議に思うし、そもそも中学校2年生にもなって、どうして保護者が抗議するのだろうと首をかしげざるを得ない。

だいたい先生のそういうおふざけに目くじらを立てて、生徒の前で謝罪させる校長も校長だ。その先生に同情したくなる。ちょっとしたおふざけでなんで生徒の前で謝罪せねばならないのだろう?生徒たちはそれで気がすんだのだろうか?

もし、そうさせることを生徒達が当然と感じ、その先生をつるしあげることを正義と感じるのなら、日本の将来はなんだか末恐ろしい気がする。しかも自分達が抗議したのではなくて、親がかわりに抗議したのにもかかわらずだ。大人になるにはジョークはジョークとしてさらりと流すだけの懐の広さが必要なのではないか?教育はそういうものだろう?不真面目はダメかもしれないけれど、ただそれを勧善懲悪の紋切り型で断罪するのは酷だろう。なんとも不自由な学校だという気がする。

きっとその先生は、今後冗談など言わなくなってしまうだろう。ふざけるとすぐに親からつるしあげられて生徒の前で、(いみじくも聖職者が、)教え子に頭をさげねばならないのだ。こんな馬鹿な話はないだろう。

「不真面目な先生やなあ!」と笑ってゆるせば、みんな幸せになれただろうに。


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