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2002年08月06日(火) 「考える人」を購入

 別にロダンの彫刻を買ったわけではない。新潮社が出した新しい雑誌の名前が「考える人」。

 巻頭の写真にイギリスの田園都市を養老孟司が訪れている風景があるのだが、なかなかいい。有名なレッチワースやウェリンなど、芝生の美しい、本当に田園都市という名にふさわしい風景だ。

 日本は電線のせいなのか、看板のせいなのか、とにかく風景がごたごたと醜い。東京には東急田園都市たまプラーザとかあるけど、イギリスのそれとは雲泥の差がある。大阪にはそれらしき場所もなし、わが堺市は駅からいきなり海岸線の煙突が数本林立。朝からもくもくと怪しげな煙を吐いているとんでもない町だ。仁徳天皇陵とか、自治都市としての観光資源もあるのに、ひどいもんだ。

 御堂筋はかろうじて美しかったのに、今の市長になってビルの高さ制限がなくなって、せっかくの美しさも半減してしまった。市長はボクが大学のときの基礎ゼミの教授だった人だけどね、ああなさけない。

 昭和初期に御堂筋を作った関市長が、ビルの高さを制限することで町並みの美しさを表現しようとしていたのに、何代かあとのこの市長は先達の意志を汲まず、儲け主義に徹したのだろうか。不必要な湾岸開発をしたうえに、オリンピックも最下位落選を果し、その上、御堂筋を台無しにした。

 大阪の人はそんなにポリシーないから何もいわないかもしれないけど、この制限撤廃は大変な失政だと思う。都市は何らかの規制がなくては美しくならない。京都の町並みがきれいなのも町並み保存規制がきつく、山並みも人の手が入っているからあんなに美しいのだ。

 成熟した国にするためには、まず、都市の風景を美しく、そして住む人々がさわやかに暮らせる住環境を作っていくことが大切だ。これからは人々の生活のレベルが一段高い、ゆとりのある時代にしていかなければならないのに。。。 

 


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