TRPG回顧録
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2003年10月19日(日) お勧め小説短編

今回はRPGにフィードバックできそうな小説の短編をUPして行こうかと思います。


と、言いましても2編だけです。

しかも二つとも別の短編集に入っている藤沢周平の作品。



まず一編は神隠しという短編より、


昔の仲間

これは盗賊のロールプレイに役にたつし、このままシナリオにして遊んでもいいくらいの作品。

シナリオとして遊ぶ場合はプレロールドキャラクターにしてマスターとプレイヤーのサシで遊ぶリアルストーリータイプのもの。

プレイヤーとマスターがお互いの発言で足元を詰めていくタイプのシナリオですね。(上手いマスターとプレイヤーでやれば非常に乙なシナリオになります。)


加えてもう一編は龍を見た男という短編より、

逃亡

これも盗賊のロールプレイに役に立つ内容で、盗みを働いた直後の心理描写が秀逸です。
これはシティアドベンチャーで盗賊をするときに役に立ちます。
ロールプレイを組み立てる時、キャラクター(プレイヤーにあらず)の心の癖を考えるのに役に立ちます。







と、ココまでは短編の紹介なんですが、ココからはちょっとした<豆知識>を書いていこうかと思います。




まず、この言葉ですがなんと読むでしょう??

















むむ。





















これは

うん



と読みます。





これは昔の旧仮名遣いと言うヤツで発音自体は英語のいうところのに近いものです。(音楽の世界ですとMのハミングといったところでしょうか?)
これを文章上の表現としてどう現そうかということで出来た表現がむむ、なわけです。



そうしますと発音上は




MM




と、表記した方がいいでしょうか??



だから正確にはうんと読むよりもよりも、口語上はんんという音に近いですね。



よく間違えてそのままむむと言っている方が多いのでここで書いておこうかと思いました。



ちなみふむも同様にふん(む=m)と読みます。


口語上は一音一時で読みますとあまりに機械的に聞こえますのでそれを十分に加味した上で感情部分による余韻も合わせて、ふん〜。
と気持ち的に若干語尾を伸ばす表現もあります。



ま、それはキャラクターの感性に任せるということで。


それでは今日はこの辺で。


テロ牧師

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