「蟹ってすごく美味しいけど、食べ難いのがねー。 殻が固いから、手が痛くなっちゃう」 「先程からお前の蟹を割っているのは私である訳だが」 「ガルデンがやるって言い出したんでしょ」 「あんな手つきでハサミを持たれては、危なっかしくて見て居れん」 「力には自信あるんだけどなあ。 ……でも、力が強いからって、上手に割れる訳でもないのよね、蟹の甲羅や肢って」 「……私の知人にな」 「え?」 「蟹でも海老でも、殻ごと食ってしまうような奴が居たのだ」 「殻ごと?!」 「歯が丈夫でな。何でも噛み砕いて、後で殻の破片だけ、まるで西瓜の種をそうするようにふき出していたよ」 「行儀悪ーい。でも、何だか豪快で、美味しそうな食べ方よね」 「そうだな」 「ふふ、一度その人に会ってみたいわね。 ガルデンの知り合いに、そんな豪快な人がいるなんて意外だもの」 「……………」 こんばんは、TALK-Gです。 昨日は貰い物の蟹を一パイ頂いたのですが。 美味しいものですね。 蟹や海老は大好きです。 一度で良いから、あの上海蟹とかいう怪獣のようなアレを、もう勘弁してというくらい食べてみたいです。 その時は当然一人で。 スタイリッシュに魚介類を食する技術を持っていない私では、そんな蟹を出されても、民話に出てくる鬼婆の如く貪るしか出来なさそうなので。 「オー、ジャパニーズオーガ!!アイムアフレイド!!!」なんて言われた挙句、石を投げられてしまいそうです。 ――――― ヒッテルって、蟹の身を取るのが上手そうではありませんか。 いえ、あの、銃を分解して掃除しているシーンでね。 筒の部分を掃除する手つきが何だか様になっていたという記憶が有るので。 こう、蟹の肢も……。 私の言いたい事、そちらに伝わっているでしょうか。
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