予防審美  
小林歯科クリニック  
 
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★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】

2021年02月19日(金) 日中のかみしめが歯周病の進行のリスクにー2

昨日の続きです。

<現状>

歯周病は、歯を支える周囲組織(歯周組織)の炎症であり、歯ぐきだけでなく支える骨にまで広がると、歯を喪失することがあります。
歯周病は進行・再発しやすいため、長期にわたって歯周組織を安定に保つ必要があります。
そのために、歯科医院で定期的に専門的なケアを受けることが推奨されています。

歯周病の進行には様々なリスクが知られています。
その中でも、過度な力は、歯を支える歯ぐきや骨に悪影響を及ぼすことが知られていました。
岡山大学病院咬合・義歯補綴科の加藤聖也医員と岡山大学大学院医歯薬学総合研究科予防歯科学分野の森田学教授をはじめとする共同研究グループが行った横断研究(ある集団のある一時点での病気の有無とその病気の要因を持っている状況を同時に調査し、関連を明らかにする方法です)の成果から、歯周病の重症度と日中や睡眠時のかみしめ・歯ぎしり(強すぎる力がかかる例)が関係することはわかっていました。
しかし、実際に日中や睡眠時のかみしめ・歯ぎしりがどのくらい歯周病の進行に関わっているのかは不明でした。


<研究成果の内容>

岡山大学病院予防歯科で定期的に歯周病の専門的なケアを受けている歯周病の患者のうち、横断研究に参加した48人を対象としました。
研究スタート時に、歯周組織の検査、噛むときに使う筋肉の活動量の検査(日中と睡眠時のかみしめや歯ぎしりの検査)、歯周病と関係が深い細菌(Porphyromonas gingivalis)に対する血液中の抗体の検査、およびアンケート調査を行いました。
3年間の追跡を行い、その間に歯周病が進行したかどうかを調べました。
なお、最大の力でかみしめた時の筋肉の活動を 100%として、20%以上の筋肉の活動が 1 時間に約 1 分以上観察される場合を、「日中のかみしめ」があるとしました。









その結果、「日中のかみしめ」があると、ない場合よりも4.9倍歯周病が進行しやすいことがわかりました。
その他、歯の数が少ない人ほど歯周病が進行しやすいこともわかりました。

明日に続きます♪


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