予防審美  
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★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】

2021年02月12日(金) “えくぼ”はなぜできるー1

今夜放映のNHKチコちゃんに𠮟られる!を視ていたら・・・

以下、日本医科大学の青木律先生の解説。

えくぼは笑った時に頬などに出来る窪みのことですが、これが表情筋によって作られているモノ。

表情筋とはその名の通り顔の表情を作る筋肉の事で、骨にくっ付いている足や腕などの筋肉とは違って、表情筋は皮膚にくっ付いているという特徴があり、これによって複雑な表情を作り出す事が可能。

そしてこのえくぼ誕生の秘密には生物の進化の歴史が関係しているそうで、その元祖は地球上で初めて背骨を持つことになった魚類にまで遡る事が出来るとの事。

この時の原始的な魚類は口から入った水を流し出すエラ孔という構造を持っていたと考えられているとか。

このエラ孔を動かすための筋肉がやがて顔の表情を作る筋肉へと徐々に進化。

まず魚類のエラ孔を動かす筋肉から爬虫類の首回りの筋肉へ一段階の進化。

そして哺乳類が誕生すると、哺乳類はこの筋肉をおっぱいを吸うための口周りの筋肉へ進化させる事に。

口をすぼめて吸うという動作を効率的に行うために必要な筋肉だったわけですね。

この他にも目や頬、顎などの筋肉にも進化を遂げ、この時始めて表情筋が誕生。

そして人類の祖先であるサルになると、顔の毛が退化した事で表情が外に表れるように。

相手に敵意を持っておらず、服従するという証を歯を見せる表情によって相手とコミュニケーションを図っていて、これが人間の笑顔の原型。

サルの口周りの筋肉を見てみると、他の哺乳類に比べてかなり発達している事が分かりますが、えくぼが誕生するにはまだまだ。

続いてサルからヒトへと進化をすると表情筋もさらに発達。

人の笑顔を作る筋肉は、

眼輪筋
口輪筋
小頬骨筋
大頬骨筋
上唇挙筋
口角挙筋
下唇下制筋
笑筋
など複雑に細分化。

脳の発達に伴って感情に沿った様々な表情を作るようになっていき、顔の表情筋はどんどん細かく薄く進化。

こうして、

魚類→爬虫類→哺乳類→サル→ヒト

というルートを辿って人類は表情筋を獲得する事に。

その結果としてえくぼができるようになったわけですが、表情筋だけが関係しているわけではなく、

人間の顔に存在するじん帯もえくぼには重要。

顔のじん帯は骨・皮膚・筋肉と繋がっていて筋肉がずり落ちないように留める役割を担っています。

笑うと頬の筋肉が縮みますが、その時、じん帯が皮膚の深い所でくっ付いている人の場合、皮膚が奥に引き込まれてえくぼが出来る事に。

つまり、じん帯が皮膚を引っ張った時に出来る凹みがえくぼなんですね。

えくぼが出来る人と無い人の違いはじん帯と皮膚との結び付きが強いか弱いかに関係。

じん帯の結びつ付きが強い人ほど、くっきりとしたえくぼになるのだそう。

というわけで、結論としては、『笑うとえくぼができるのは人類が平和と幸せを求めて進化してきたから』でしたぁ〜♪


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