予防審美  
小林歯科クリニック  
 
〒150-0001  
東京都渋谷区神宮前4-7-1  
東京メトロ表参道駅
(銀座・半蔵門・千代田線)
A2出口から徒歩3分
 
とんかつまい泉の並び
Shiny Owl Cafe の2階
 
 
24時間 インターネット予約  
ご意見・お問い合わせ  
 03 5474 5884  
 発信者番号通知をお願いします  
 
トップ  
診療案内  
アクセス  
院長挨拶  
スタッフ紹介  
診療システム  
診療の流れ  
コラム  
ブログ  
リンク  
 
 
 
 
 
 
 
Copyright(C)
1994〜 小林歯科クリニック
All rights reserved.
 

 

 

★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】

2010年08月06日(金) 抜歯器具 歯鍵(しけん)

日本歯科大学新潟生命歯学部・医の博物館、展示品ギャラリーから”・・・
第23回目の今日は、「抜歯器具 歯鍵(しけん)」です。

笑気ガスやエーテル麻酔による無痛抜歯は、1840年代にアメリカの歯科医ウェルズやモートンたちによって開発された。

未だ麻酔法が確立しない19世紀の半ばまでは、いかに手早く歯を抜き、処置するかがポイントとなった。
鍵を開けるのと同じ要領で、爪の部分を臼歯に引っ掛け、テコの原理でひねって抜くことから、Tooth-key=歯鍵(しけん)と呼ばれた。
爪の部分は歯の大きさなどに合わせて取りかえられたり、柄の部分に支点を2カ所設けたものなど、さまざまな形が考案された。

イギリスやアメリカでは、1850年代から現在のような抜歯鉗子が使われるようになるが、1823年にオランダ商館医として長崎に来航したドイツ人医師シーボルト携行の外科器具の中に、この「歯鍵」もあったという。
また幕末の安政6年(1859)刊行された杉生方策『内服同功二編』では「臂鉤(ひこう)」の名で、その図版と用法が紹介されている。

明治初期の翻訳医書(森鼻宗次訳:独徠氏外科新説、明治7年)でも、「杻匙(ちゅうし)」の名称で抜歯器具として紹介された。
同書の抜歯の項では、“Extraction of the Teeth”の原文に「抽歯術」の訳語をあて、「エキスラクション、オブ、ゼ、テース」とカナをふっている。


 < 過去  INDEX  未来 >


[MAIL] [HOMEPAGE]