雨雲ノート
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今まで本当に本当に実験が苦痛で、 でもやらないと卒業できないから時には泣きながらやってて、 ひどいと吐き気まで感じていたほどだった。
修論を提出して、発表も終わって、なのになんでまだ実験やらなきゃいけないの! と、本当にやる気なくて、イヤイヤやってたんだけど、 センセイは研究の面白さを感じて欲しかったらしい。
自分でイメージを作り、実験プランを立て、 実験結果を予測し、出てきたデータを組み立てて 自分の予想と比較、検討する。そういう物事の進め方。
確かに、自分の予想した結果が得られ、実験的に持論が確かめられたら楽しいだろう。もし予想外の結果が出ても、そこから新しいことが発見されるかもしれない。
研究の面白さは頭では納得できるし、理解できる。
でも、実際面白くないし、楽しくない。
わくわくしない。興奮しない。
困ったものですね。 私の努力が足りないせいも多分にあると思うけど。 でも、研究室のメンバーは、研究(実験)に興味を持って頑張っているのに、 そこで一人私がとてつもなくやる気なしオーラを放っていたのは、 本当に申し訳無かったと思う。 子供でした。わがままでした。ごめんなさい。
とにかく春からの仕事は、自分のやりたいことに限りなく近いので、 それこそがむしゃらに頑張ろうと思う。
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