TOM's Diary
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2017年09月27日(水) Valu騒動について

<注意>以下の記載内容について、株式に関する内容は多少古い知識のみで記述しています。記憶違いや制度が変わっている可能性もあり、正しい情報ではない可能性があることをあらかじめ断っておきます。またValuに関しても判らないことが多々あり、それらすべてについて調べ切れていない状態のまま記述しています。間違いや勘違いがある可能性が高いことを最初に断わっておきます。

第一報は「某有名YouTuberがValuを高値で売り抜け」と言うニュースだった。
記事を読んでいくと、某有名YouTuberと言うのはヒカル氏であること、また優待のようなものをちらつかせてValu価格を釣り上げて売り抜けたらしいことが書かれていた。
Valuとは何なのか知らなかったのだが、個人が発行する株式のようなものであるとその記事に書かれていた。

その時点ではそれ以上のことは判らなかったが、興味が湧いたので調べてみた。
どうやら、Valuと言うのは記事に書いてある通り、個人名義の株式のようなものであり、発行している会社が存在しているようだった。つまり、私が自分の価値を知るために自分名義(個人名義)の株式を発行できるようなものだ。
と言っても私が株式を発行しても何のメリットもない。おそらく株価は上がらないだろうし、配当を出せる余裕もないし、そればかりか株主に与えられる議決権によって私の人生が左右されたのではたまったものではない。

だが、ヒカル氏くらいの有名人でなおかつ高額な収入を得ているのであればメリットもあろう。株主提案で新しいYouTuberの方向性や将来性を決めてもらうことも可能だろう。配当だって出せるだろうし、さらに資金が必要であれば株主優待で株価を上げることだって可能かもしれない。

いや、株式だと言う前提で話を進めてきてしまったが、もう少し調べてみると、どうやらValuと言うのは株式とはだいぶ違うようだ。配当もなければ議決権もない。ただのヒカルカードだ。詳しくは知らないがトレーディングカードのようなものと思えばいいだろう。そのカードを持っていて、ヒカル氏の人気があがればそのカードにプレミアムが付き高く売れるかもしれないし、逆にヒカル氏が犯罪でも犯して人気が下がればただの紙切れになってしまうかもしれない。そんな程度のものだった。

そこで疑問に思ったのは、優待でValu価格を釣り上げたうえで、高値で売り抜けたらどういうことになるのか、ヒカル氏には判らなかったのだろうか?ヒカル氏に判らなかったとしてもヒカル氏のYouTuber仲間で頻繁にコラボ動画を出しているラファエル氏には判ってもよさそうなものだ。ラファエル氏はこのことを知らなかったのであろうか?
ラファエル氏は自身の動画でFXで利益を出していること公言しており、金融商品についての豆講座のような動画もアップしている。
もちろん、素人にだって多少の知識があればそのくらいは出来るであろうが、ラファエル氏はとある動画で「日本には借金がない」と言うことをとても判りやすく説明していた。あの説明はかなり勉強していないと出来ないであろうと思われる。私も独学ではあるし、自分で金融商品のトレーディングをしようと思っていたわけではないが、仕事に少しだけ関係があったので5年ほど勉強したことがある。そんな私の目線から見てもきちんと勉強しているんだなと思えた記憶がある。
もっとも、何かの本に書かれていたことをそのまま動画で説明していただけかもしれない。あとになってみると、ほぼ同じ内容の説明が書かれた本やWebサイトがあることが判りただの受け売りだったのかもしれないとも思ったが、そもそもそう言う記事に興味を持つこと、また、それを原稿を持たずに説明できると言うことはそれなりに金融商品に興味をもって勉強していた経験があることは間違いないだろう。

そんなラファエル氏がヒカル氏にアドバイスを出来なかったのだろうかと思っていた。
するとどうだろうか。ヒカル氏のYouTubeチャンネルににValu騒動についての釈明動画アップロードされた。そこにラファエル氏も一緒に写っており一緒に頭を下げている。高値で売り抜けていたのはヒカル氏だけでなく、ラファエル氏やもう一人のYouTuber、さらには所属事務所の取締役も同じく高値で売り抜けていたと言うのだ。

判らない人も多いと思うが、これが株式であれば証券取引所が市場の混乱を避けるために様々な制限を設けている。
仮に誰かが大量の株式を放出(あるいは購入)したとしても、一気に株価が大幅に下落(高騰)することがないよう値幅制限が設けられている。
また、株式の大量保有者には大量保有報告と言ったことも義務付けられているほか、インサイダー取引、株価を操作するような行為や、風説の流布などの禁止行為もある。

Valuの取引に関して株式のような投資家を守る仕組みが無かったことは問題であり、その辺りをうまく悪用した手口だと思われても仕方あるまい。
例えば、今回ヒカル氏らは優待などの情報を流すことで(テスト時の情報を消し忘れたと言っているが、故意に残していた訳ではないと言う確証はない)Valu価格を引き上げて売り抜けているが、これは株式で言うところの風説の流布に当たるように思われる。
と言っても、何も知らない素人がやってしまったことなら悪気は無かったのではないかと思いたいところであるが、それなりに勉強をしているラファエル氏が関わっているとなると悪質性を感じぜざるを得ない。

ラファエル氏の初期の頃のYouTube動画は何も考えず見られて好きだったが、これを機に初心に戻って、復帰の際には無心で楽しめる動画を作ってほしい。


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