TOM's Diary
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2005年05月05日(木) JR福知山線

JR福知山線には一度だけ乗ったことがある。
尼崎から福知山まで特急電車に乗った。
もう、5年くらい前だろうか?

福知山のお得意様の元へ行く際に利用した。
通常は京都から福知山に入るのだが、たまたま別のお客様のところへ
行った帰りに福知山へ向かうことになったため、福知山線を利用したのだ。

GWに名神高速道路を利用したが、カーナビの画面を見ながら、この辺が
脱線事故のあった場所だろうと現場の方を見ると、復旧作業のための
クレーン車がいくつも見え、テレビ画面で見慣れたマンションもちらりと
見えた。
事故から1週間以上が過ぎており、しかも高速道路の防音壁越しに
一瞬見えただけにも関わらず、異常なほど大きな事故があった場所
であることは、雰囲気から痛感できた。
しかし、同時に異常なほど大きな事故であったにも関わらず、日常的な
風景の中に溶け込んでおり、その場所が事故現場であることを意識して
みなければなんてことのない風景であるようにも思えた。

それにしてもひどい事故である。
事故そのものはもちろんだが、JRの体質がひどい。
無理なダイヤや、乗務員へのちょっとしたミスに対する懲罰的な対応
などなどなど。

報道もひどい。
オーバーランなど日ごろ電車に乗っている人ならだれでもが経験して
いるはずである。それをさもとんでもないことをしたかのような報道。

宴会やボウリングにしてもそうだ。そんなにひどいこととは思えない。
取材中にトラブルを起こした張本人が、終業時間後に宴会に出ること
なんてよくあるのではないかとおもうがどうだろう?
まして、当事者や担当者ではない別の記者が宴会をしていたら、それは
責められなければならないことなのか?
トラブルの規模が違う?
規模の問題じゃない。
そんな考えだからひどい報道しかできないのでは?


新しい情報がないからと言ってなんでもかんでも報道すれば良いって
ものではないだろう。
報道するなら、なんでもかんでも悪いこととしてつるし上げるのではなく
(そんなことは小学生でもできる)日常的にある大したことではないことが
なぜこんなことに繋がったのか?そう言った切り口で冷静に報道できない
ものだろうか?

福知山線の開通にはまだまだ時間がかかりそうだ。
公共交通機関がこれだけの長期間に渡り不通という状況はよいことなの
だろうか?並行して走っている私鉄や自動車の利用が増えているようだが
福知山線の開通を望んでいる沿線住民も多くいるだろう。
また自動車の利用増加は公害と言う観点からも問題があるだろう。

新型のATCなどの設備が整うまでは開通させられないそうだが、
そんなことはないだろう。ダイヤの見直しや運転士以外に監視役を
運転台に乗せるなどして速度超過を起こさせない態勢を作ることで
安全は確保できるはずである。
あとは利用者に選ばせればよい。
JRが信用できない人は利用しなければよいだけだ。
新型ATCを導入したところでそれが壊れれば一緒だ。

結局、安全は人間が確保するものである。


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