TOM's Diary
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2004年12月27日(月) おもちゃ

今年のクリスマスも無事に終わった。
年末に向けて最後の追い込み。

子供の頃であれば、冬休みに突入していて学校には行かなくて良い上、
クリスマスのプレゼントにお正月のお年玉に、嬉しいイベント盛り
だくさんな時期だった。
今にして思えば、なかなか欲しいものを得ることは出来なかったが、
それでも一年で一番嬉しい時期であったことは間違いない。

いまでも覚えているのは、おもちゃのラジコン。
欲しかったのは、無線操縦できるものだったが、
それは大人になってから自分で買った。
クリスマスにもらったもので記憶に残っているのは二つ。
戦車とポルシェ。

戦車は、穴の開いたレールを戦車に差し込むと動き出すもの。
レールには、爪のようなものをはめられるようになっていて、
レールを差し込むとゆっくりと吸い込まれていき、爪の部分が
戦車に吸い込まれると左右に曲ったり、砲塔が動いたりする。
つまりレールに戦車の動きをプログラミングするようなものだ。
単純なものだが、これはこれで面白かった。

これは小学校低学年のころのものだったと思う。
思っていたのとは違ったが、ある程度自分の思い通りに動かせる
というのはとても嬉しかった。
きっと中身は大した事はないのだろう。レールが挿入されると
マイクロスイッチが入ってレールを吸い込むモーターが回り始め、
レールに爪が刺さっていると、その爪でマイクロスイッチが押され
モーターが動いたり動かなかったりするだけだと思う。

でも、子供の頃はそれがとても新鮮でとてもよかった。

次に記憶に残っているのは、ポルシェ。
有線のリモコンでコントロールするのだが、ボタンを押すと左
カーブすると言うだけの代物。クルマの基本は走る・停まる・曲る
の三つだと思うのだが、このポルシェは曲るのみ。しかも右には
曲らない。左のみ。とにかく本体の電源を入れるとひたすら走り
続け、ぶつかる直前でボタンを押して左に曲げて回避。しかも犬の
散歩よろしくひたすらポルシェに引っ張られて着いていかなくては
ならない。

小学校の高学年にもなるとそんなもので満足できるはずが無い。
すぐに飽きて、なんとか右にも曲げられないか、走行用のモーターを
リモコン側でオンオフできないか、研究にはいる。
研究というとすごそうだが、単に分解して構造を調べ、元に戻せなく
なってお釈迦と言ういつものコースをたどるのだが、今思えば、走る
停まるくらいの機能追加ならすぐに出来たはずだ。
メインスイッチを手元に持ってくればいいだけだ。まずは簡単に出来
そうな、走る停まるだけでも改造してみればよかったのだが、当時は
右にも曲げたいと言う思いのほうが強く、なにもできないまま壊して
しまった。

だが、買ってきたおもちゃをそのまま使うのではなく、なにか改良し
て、思い通りのものに作り変えてやろうと思った最初のおもちゃが
ポルシェであったと言う意味で記憶に残っている。

それにしても、親に買ってもらったおもちゃもあっという間に壊したり
飽きてしまったりして、とても無駄なことしてしまったなぁと思うと
親に申し訳ない気がする。

今は姪っ子や甥っ子におもちゃを買ってあげる立場だが、何年もその
おもちゃで遊んでもらっていると、嬉しくなってつい次もおもちゃを
買ってあげたくなる。
自分がなかなかおもちゃを買ってもらえなかったのは、それが無かった
からかなぁ〜と、いまさらのように反省してみたりして。


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