TOM's Diary
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2004年03月16日(火) 拒絶

オウム真理教の松本智津夫被告の子供が、大学の入学試験に合格しながら入学を拒否された。

彼女がどのように教育され、今現在どのような人物なのかは判らない。
しかしながら、一般的に考えれば親がどのような重罪犯であっても差別はされるべきではないと考える。もし入学を拒絶するなら本人の人格によっぽどの欠陥があるなど、そのような理由でなければならないと考える・・・だが、この件ばかりは入学を拒絶した大学側の肩を持ちたい。さすがに彼女の親の犯した罪や彼女の育った環境を考えるとこれを単純に差別とは考えにくいからだ。

大昔であれば、一国一場の主があのような重大な犯罪を犯せば切腹いや打ち首の上、お家断絶、一族末裔までに渡って罪を償わされる訳である。大昔の法律について詳しいわけではないが現在と比べると犯罪者の人権はさほど重んじられてはいなかったようで、「市中引き回し上・・・」などと言う処罰も実際あったようだし、量刑自体も現在よりも重かったようである。だからこそ犯罪も少なかったのではないかと思われる。
松本被告の犯した罪の内容はここで述べるまでもない。同情の余地などまったくない。お家断絶どころの騒ぎではない。犯罪者集団の代表だったのだ。そのくらい許されざることを行ったのだ。

松本被告の娘さんには親の罪を被るいわれはないかもしれない。
しかし、世間はそうはみない。少なくとも私の中では松本被告の娘と言うと、オウム真理教の取り巻き連中に囲まれて生活しているイメージが強い。そばにいるだけでもトラブルに巻き込まれるのではないかという不安が付きまとう。お家断絶はともかくも、同じ大学に彼女がいると、やはり気味が悪いと思うだろう。同級生たちはともかくも(どんなに冷静に事態を受け止めたとしても)、周囲の目にはとてもなやまされることになるだろう。同じ大学に通う子を持つ親の気持ちも考えねばなるまい。

もちろん本人が一番それで苦労することは目に見えている。だが自分がそう言う生まれであることを十分に認識して社会に出て行ってもらいたい。世界で一番犯罪を憎む人は松本被告の娘さんくらいになって欲しい。
どんな境遇で育ったかはしらないが、取り巻き連中にうまく操られて、親と同じ轍を踏むようなことだけはしないでもらいたい。



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