航宙日誌
『革命戦記』と輝&Ark☆の珍道中?

2004年06月13日(日) 失速落下中?

 勢い込んで、始めた割にはまーったく進まんかった『銀鉄』小説の第二章をUP☆ 次の水曜に、待ちに待ったラスト2話の内、25話がやーっとこ放送されるわけだし、夏コミに向けて、さすがにオフの方に力を入れなきゃならないし──つーことで、何とか頑張ってみた。
 一章を書いた頃とは微妙に、とゆーか、考えてなかったシーンが飛び込んできてしまった。だから、有紀学視点だったはずが二章目にして、肝心の視点の持ち主が不在という大笑いな呆れた話にも;;;
 んなわけで、敢えて、一押しのブルース以外のキャラ視点、という感じに変更☆ ブルースというキャラを他のキャラからの夫々の見方を想像して、多角的に書く、というのは輝のお得意のパターンでもあることだし。
 まぁ、輝なりではあっても、辛うじて話を作れるほどには各キャラの解釈が可能になったということかな。

 その上で、オリ設定も炸裂中★
 “戦士の銃”──“コスモ・ドラグーン”といえば、トチロー謹製;の宇宙銃で、持ち主は星野鉄郎にハーロック、エメラルダス……。これらはきちんとシリアル・ナンバーが打たれており、4丁か5丁、存在するとか。(諸説あり、という奴だね)
 ところが、最近知ったのだが、その他にも数丁、シリアル・ナンバーのない“戦士の銃”もあるらしい。詳細は不明だが、こんなにオイシイ設定もないもんだ!! これは使えるっ♪
 『銀河鉄道物語』と『999』の関係は兄弟ようなもの。時代設定は曖昧だが、少なくとも、999号は登場し、メーテルらしき影も見えている。(ハーロックもこの銀河宇宙にはいるらしい。トランプのジョーカーになってるし^^)
 ただ、コミックの方では『999』に「全ての銀河鉄道の始発駅として惑星ディスティニー」が登場し、「レイラとメーテル、鉄郎の出会い」も描かれている。(偶然、雑誌掲載時に見た。まだ『銀鉄』は始まってなかったかな?)
 一応、二人の謎の女性は顔見知りではあるようだし、それなら、このルートで一丁くらい“戦士の銃”が流れたということがあっても不思議ではないだろう、と。
 さて、このオリ設定での一番の問題は『年代設定』か。“戦士の銃”が管理局に預けられたとして、何年前か。しかも、十年前に殉職した有紀渉(有紀学の親父ね)も使い手だったという設定も作ってしまった。どーしても、必要なもんで^^

 完全な年代比較は難しい。基準となりうるのは一話のメーテルらしき影。共にいる少年の影の主が鉄郎だとすれば、ほぼ同じ時期の物語となる。
 となれば、トチローも死して久しく、生前の若い頃に“戦士の銃”を製作したとなれば、十年くらいは軽く経ってそうだからOKだな♪
 もう一人、有紀兄弟の長姉ともされる『有紀蛍』でも多少は比べられるか……。でも、どーにも黒歴史としかいいようが^^; 幾つ離れてるかも怪しいが、大体がして、「銀河鉄道を護るSDFの隊員、それも隊長の娘が時には銀鉄も襲う海賊の一員〜★」てのが怪しすぎ。
 そりゃ、ハーロックは他の海賊とは違うところもあるだろうけど、襲われる側にすれば、海賊は海賊だし、寧ろ、他のどの海賊よりも恐れられていそうな相手だからなぁ。
 娘の正体がバレてなきゃ、大丈夫なのかねぇ。てーか、そうだとして、この蛍はどんな経緯で故郷を出て、どんな目に遭って、アルカディア号の一員になったんだか。両親への反発とも思えんが。その辺からして、怪しさ倍増。
 何より、TV版『ハーロック』の蛍の怒涛の半生がインプットされすぎちゃって。両親は陥れられて、汚名を着せられた上に落命した科学者で、その部下だった婚約者は実は敵の手先だった、と。……蛍が着物姿で津軽三味線を弾くという荒ぶる演出が画期的というか、印象強すぎだったなぁ。

 話が逸れたかな。今回、『銀鉄』小説を進めたのには勿論、思ってた以上に間が開いてしまったから、という他にも理由がある。実は……妙ちきりんな夢を見ちゃったんだよねー。
 輝はアニメ関連の夢、況してやキャラがそのまま出てくる夢なんてのは殆ど見たことがないので、今頃「正直、んなもん見るよーな年じゃねーだろ、をひ」と自分ツッコミをしたくなるようなオチに苦笑したくなる。目が覚めた時もなーんか、更に現実感がなかったというか。
 それもロブンテロルドーな19話の如く、どっかに連中が慰安旅行に行ってるんだな。ただし、お宿は銀世界の中の静かな佇まいではなく、真っ晴れピーカンな空の下、太陽が眩しいぜいな雰囲気。
 まぁ、覚えているのはその程度なんだがね。でも、連中の何人かは確かに出てたみたいだ。オマケにからーだったぞ。ちゃんと。
 それにしても、何で見たのかなー。特に前夜、19話を見たということもなかったんだが。でもまぁ、それはそれで面白いことではあるかな。夢自体。訳解らないのが多いからね。

 見たといえば、もうすぐラスト2話放送なので、DVDがまだ出ていない、23,4話も改めて見直してみた。正に運命に?奪い去られるように、唐突に逝ってしまったブルースと後に残された者たちの悲哀。それは、死の瞬間まで、ブルース自身が味わってきた思いそのものでもあるのだと容易に想像できて、余計に哀しくも切なかった。
 特に学は形見のハーモニカを眺めては「ブルース」と呟きっ放し、幻聴?は聞くは呆けるはと、凄い落ち込みぶり。
 好意的に解釈するならば、父や兄の死を見届けざるを得なかった彼は、それ故に親しい者の死に敏感になってしまったということかな。殊に当初は敵視さえされていると思っていた相手だが、その事情やら心情やら、任務を通じて、次第に心も解れて、近くなっていったには違いない、か?
 につけても次回放送へと続く『燃える銀河』のラスト、主題歌『銀河鉄道は遥かなり』フル・ヴァージョンに載せて、バルジ隊長登場から“ビッグ・ワン”発進へと続く一連のシーンは何度見てもイイッ☆ そこだけ巻き戻して、何回も見てしまうよ。
 それでも、その中にブルースがいないのがやっぱり泣けるんだが。学が後ろを振り向くと、ブルースの堰に幻影を見るが、やはり無人で──微笑しながら、学を見返しかけるのが妄想チックではあるんだが。
 それは強大な敵の出現に際し、『銀河鉄道を護る大仕事が待っている。銀河鉄道を護るってことはこの宇宙を護るってことだ』と決意を固めていたブルースの思いは今も“ビッグ・ワン”に在る、というイメージなのかもしれない。
 技術だけでなく、そういう思いをもブルースは学に伝えたのだろう、そんな風に想像しながら、書いているのが『施条の軌道』でもある。
 だから、ラスト2話をきっちり見れば、又少しは解釈が変わる可能性もある。ただ、次の章を書けるのは夏コミ後になってしまうのかなぁ……。


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