夜半、お産のため家を出ると、晴れ渡った夜空の真上に煌々と満月が輝いていました。
冬の大三角も負けじと光っていました。
冬は星のきれいな季節です。
夜半のお産で、この星の光を浴びると、新しい生命を祝福されているようで、とても嬉しくなります。
私の細胞にまで届くようで、力がわいてくるのです。
分娩室へ入ると、4時間ほど前に入院してたばかりの初産婦さんが、まもなく出産の状態でした。
さすが満月、ご利益十分です。
元気な赤ちゃんがやってきました。
お母さんは赤ちゃんの頭をさすりながら、「生まれてくれて、ありがとう!」をしみじみ繰り返していました。
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