| 2009年10月17日(土) |
こどもの時間、祖父母の時間 |
駐車場公園の落葉樹たちの紅葉が秋の深まりを感じさせてくれます。
午後、孫育てセミナー前半が開かれました。
今回久しぶりに60名近くの参加がありました。ありがたいことです。
様々な理由からご近所づきあいという、互助意識を基盤にした地域社会が家族やこどもを守る働きを失って久しい。
近年子育てに祖父母の関わりがクローズアップされてきました。
最初は小さな親切、大きなお世話的なとらえ方が多かったのですが、このところ祖父母の存在がこどもの心の成長に大きな影響を与えると思われるようになりました。
子育てをする両親は人生の1/3を紡いでいるので、自分の生き甲斐や自己実現と生活の維持、そしてこどもを守ることで精一杯の働きをしています。
祖父母は人生の2/3を生きぬいて、自分の人生のまとめの時期に入っています。それまであわただしく流れた時間が、次第にゆっくりと、しかも確実に過ぎていきます。いのちに意味を感じるようになります。
こどもにとって祖父母と過ごす時間は、ゆったりとした今を感じさせてくれます。こどもは3才を過ぎるまで時間という観念がないようです。
大人にとっての時間は、こどもには、いま、いま、いま・・・の重なりです。
祖父母世代になると向こうの世界が見えてきますから、まさに、いま、いま、いま・・・を大事に感じるようになります。
時間の意識がこどもと祖父母で一緒になっていくように思います。
この連なりが祖父母に、孫へのいのちの受け渡しという気持ちを強くしていくことでしょう。
それが無条件のいとおしさ、「めずる」という感情をふくらませます。
そうなったとき、こどもにとって祖父母の優しさは、日常の慌ただしさの中のオアシスとなることでしょう。
しかしその関係が円滑に機能するためには、祖父母世代と両親世代の子育てについての意識や知識のギャップを埋めなくてはなりません。
当院の孫育てセミナーはそのために10年前から定期的に行われています。
今日も大いに楽しんでもらえたようです。
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