今日は一日雨。
女心と秋の空とは誰が言ったのでしょう。
変わりやすさでは男心も負けてはいません。
当院でもたまに妊娠中絶の相談があります。
相談を受けるたびに、妊娠した女性にとって、中絶を決意するには身を切るような葛藤の結果だと感じます。
その理由の一つに男心があります。
キューピットの矢に胸を射られ、恋に落ちた二人は周りが見えなくなります。それは自然です。
社会の秩序から見ると少し逸脱するので、逢引はファンタスティックな秘密の領域を共有します。
DNAが用意した快楽中枢が大忙しで働き、心身ともに一つになった幸せ感が二人を包みます。
その延長上に妊娠があります。DNAにとってはそれが目的で、想定内の出来事です。
二人を包んでいた魔法のベールが消え、現実に引き戻されます。
複雑な思いが交錯します。
女性は不思議な嬉しさと、さまざまな不安を感じます。
男性は事実認識ができず、女性の感情に引きずられながらも、現状分析に入ります。
二人の周囲には家族をはじめ、有形無形の抵抗勢力が満ちています。
そして、あれほど愛を語った彼の口から思いもかけない言葉が零れ落ちます。
まさに変わりやすいのは男心というわけです。
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