昨日、毎週木曜日放送の「生命育む人たちへ」(山陽放送)で私の担当だったので、“DV(ドメスティックバイオレンス)”についてお話しました。 DV,いわゆる家庭内暴力のうち夫が妻に暴力をふるう例のきっかけは、妊娠、出産、育児期に始まることが比較的多いようです。 夫婦だけの時はお互いを大切にし合うので、自分の存在感を感じ、満足した気分を味わいます。ところが妊娠すると、おなかの子に関心が集中します。妻は自分の体の中に赤ちゃんを感じますが、夫はそうはいきませんので取り残された気分になります。出産は生む女性の人間性を揺るがすほどの体験ですし、育児は母と子の密着です。とても夫が共有できるものではありません。 一方、夫は優しく見える人ほどいい夫、いい父親になろうとします。子育て中の母親はなりふり構わずというほど子どもに没頭していますから、とても夫に気を向けることができません。また、この時期は性欲が抑制されますから、夫が求めてもなかなかそれに応えることが出来ない。そんな中、一生懸命頑張れば頑張るほど、ご褒美(妻の笑顔、頼られている表現、感謝など)のない状態に、ついに切れてしまうことがあります。成育歴などいろいろな要素もありますが、一度切れると、感情がその閾値までいくとなんどでも暴力を振るってしまうことになります。 お互いに認め合う努力が必要です。できやすいことから日常的に初めのが子か的だと思います。ありがとうを意識して言い合う。お父さんカンガルーをしてみる。帰る前に電話(帰るコール)。妻から笑顔のプレゼント。等々思いついたところからやってみましょう。 他人事とは思わずにぜひどうぞ。
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