研修医の頃手術の基本を教えていただいた大先輩から今年も年賀状をいただいた。その一節に、“時代はまた変わっていくようです。”とありました。 確かに産科医療は、生命が生まれるという自然の仕組みは何一つ変わっていないのに、それを取り巻く社会的要求や、医療に仕組みの基準は、凡人には未来予測不能なくらい様変わりしてきましたし、さらに世代変化のスピードを速めて変わりつつあります。 時代に合わせた判断基準をパラダイムといい、その世代変化をパラダイムシフトと呼びますが、新しいパラダイムをつくっていく人たちはいいのですが、それについていく我々は、うっかりすると浮き草のように根がどこにも届いていない、浅い知識の中で付和雷同してしまうおそれがある。 しっかりと根を見定めて、その時代の根元的なパラダイムを自分の中に位置づけていく努力を怠らないことを痛感する。
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