| 2013年02月10日(日) |
ハーブ&D、ハッシュパピー、ある浜辺の詩人、シュガー・ラッシュ、L.A.ギャングS、裸足のフラメンコ、パラノーマン、ラストスタンド |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※ ※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※ ※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※ ※方は左クリックドラッグで反転してください。 ※ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『ハーブ&ドロシーふたりからの贈りもの』 “Herb & Dorothy 50X50” 2008年に製作され、日本では2010年に公開されたドキュメン タリー『ハーブ&ドロシー』の続編。 と言っても僕は前作は観ていないのだが、内容は全く新たな 展開を描いており、僕自身は鑑賞に支障は感じなかった。 因に前作では、元郵便局員と元図書館司書というハーブとド ロシーの夫妻が、慎ましい生活を送りながら40年の歳月をか けて集めた4000点もの現代アートの貴重なコレクションを、 国立美術館に寄贈するまでを描いていたようだ。 ところがそのコレクションは、あまりの膨大な点数のために 国立美術館でも所蔵に苦慮することになる。そこで今度は、 そのコレクションを50点ずつ50州の美術館に分けて行くこと にするのだが…。本作ではその顛末が描かれる。 老夫妻の内でも妻のドロシーはネットや電子メールも使いこ なす。そんなドロシーの夢は全てのコレクションをネット上 に一堂に会させること。しかし寄贈された美術館側の対応は まちまちで、さらに閉館の決まる美術館も出てくる。 その一方で、展示に工夫を施す美術館やガイドを充実させる 美術館。しかし作品が現代美術である故に、鑑賞する側にも 戸惑いが見られたり、またアーチストによっては展示方法に 疑問を呈する者も現れる。 そんな美術に対する様々な状況が見事に集約して描かれる。 それは2人のコレクションに特有のものではないが、2人の ことは先の作品で描かれているのだし、本作はそこを1歩進 めて、現代芸術の現状の描かれた作品とも言えそうだ。 監督は、大学卒業後の1987年に渡米し、ニューヨーク在住で NHK総支局勤務などを経て独立。初監督作品として発表し た前作で、アメリカのドキュメンタリーでは異例とも言える 17週間のロングランを達成した佐々木芽生。 老夫妻の日常なども丁寧に追う一方で、アーチストや美術館 関係者などへのインタヴューもしっかりと行っており、何よ り前作の後もフォロー取材を行い続けていたことが、本作を 生み出している。 しかも監督本人が夫妻の行動に共感し、愛情を持って描いて いることが、本作の素敵な感動を生み出している要因とも言 える作品だ。それにいろいろな現代美術が鑑賞できるのも素 晴らしい作品だった。
『ハッシュパピー』“Beasts of the Southern Wild” 今年の米アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演女優賞、脚 色賞の主要4部門で候補に挙げられている作品。 ハッシュパピーという名の主人公は、工場街の見える陸地の そばにあるバスタブ島と呼ばれるコミュニティで父親と共に 暮らしていた。しかしいつも飲んだくれてばかりの父親と一 緒では、彼女の境遇は孤児も同然だ。 それでも彼女は、「宇宙の全ては調和している」という考え の許、多くの動物や仲間と共に、この世間からは切り離され たコミュニティで勝手気ままに暮らしていた。その一方でバ スタブ島に危機が迫っていることも教えられてはいた。 そんなある日、バスタブ島を大嵐が襲いコミュニティは水浸 しになる。その水の引かない原因が工場街を守る堤防にある と考えた父親たちはある作戦を決行する。しかしバスタブ島 は元通りにはならなかった。 この他に、ハッシュパピーが母親を探しに行く冒険や、政府 がバスタブ島に強制退去命令を下したり、また温暖化によっ て太古の恐怖の巨獣オーロックスが甦る出来事などが続き、 ハッシュパピーにはある決断が迫られる。 バスタブ島は架空のものだが、物語の背景には南ルイジアナ で地盤沈下の続いている地域の状況やその文化などが反映さ れているようだ。ただし僕には、3・11以降の被災地域から 退去を命じられている人々の姿が重なった。 主演は、2003年8月28日生まれのクヮヴェンジャネ・ウォレ ス。撮影時6歳の米アカデミー賞史上最年少の主演女優賞候 補は、史上最高齢候補の『愛、アムール』エマニュエル・リ ヴァらと受賞を争っている。 共演は、ユタ映画批評家協会賞助演男優賞などをすでに受賞 しているドゥワイト・ヘンリー。本業はベーカリー&デリの オーナーだそうで、この他の出演者も、映画初出演または過 去の出演歴は短編映画という人がほとんどのようだ。 共同脚本と監督は、ニューヨーク出身でクリエーター集団の 設立に参加し、短編映画の受賞歴もあるベン・ザイトリン。 本作は長編デビュー作で、シアトル映画祭監督賞の受賞やオ スカー監督賞にもノミネートされた。 また共同脚本には、南部の文化を反映させた戯曲を発表して いるルーシー・アリバーが協力し、物語はアリバーの原作に 基づくとされている。
『ある浜辺の詩人』“Io sono Li” 小さなヴェニスとも呼ばれるイタリアの漁師町キオッジャを 舞台にした異文化が行き交う物語。 主人公は、語呂合わせが得意なことから仲間に詩人とあだ名 される老漁師のべーピ。彼は遠い昔に旧ユーゴスラビアから やってきた移住者だが、家族は既に彼の許を離れ、彼自身は ラグーナ(潟)の中に建てられた漁師小屋で1人暮らしだ。 そんな彼が毎日通う町の酒場にシュン・リーという中国人女 性が働いていた。彼女も故郷に家族を残しており、彼女の夢 は幼い息子を呼び寄せること。そんな彼女はまた中国の詩人 屈原を敬愛し、その祭りを欠かさなかった。 そんな家族を思い詩を想う2人の心が徐々に接近して行く。 しかしそんな2人を周囲の目は快くは見ていなかった。リー は不法就労ではないようだが、搾取されていることは明らか で、そんな彼女の仕事にも疑いが持たれる。 一方、彼女の家族の命運を握る雇い主にも彼女の行動は問題 視され、息子の呼び寄せの条件をちらつかせて彼女の行動を 規制する。こうして2人の運命が決められていってしまうの だったが…。 出演は、旧ユーゴスラビア・クロアチアの出身で1994年『ビ フォア・ザ・レイン』の演技でヴェネチア国際映画祭最優秀 男優賞に輝くラデ・シェルベッシアと、2009年1月紹介『四 川のうた』などのチャオ・タオ。 他に、脚本家・監督としても著名なイタリアのマルコ・パオ リーニ、2010年1月紹介『NINE』にも出ていたロベルト ・シトラン、2011年5月紹介『人生、ここにあり!』などの ジュゼッペ・バッティストンらが脇を固めている。 脚本と監督は、移民問題を扱ったドキュメンタリーで数多く の受賞を果たし、本作が劇映画デビューとなるアンドレア・ セグレ。自身の永遠のテーマとも言える題材を巧みに生かし て見事な詩情に溢れた作品を生み出している。 キオッジャの街の描写では、ヴェニスと同様に満潮で水浸し になっているシーンなども登場するが、その水面に、屈原の 彷徨う魂を偲んで浮かべるという赤い蓮の花を形どった燈明 の美しさも、見事に作品に彩りを与えていた。
『シュガー・ラッシュ』“Wreck-It Ralph” ディズニー・アニメーション製作によるゲームの世界が舞台 の3D作品。 物語の背景にあるのはとあるゲームセンター。そこには幾台 ものアーケードゲーム機が並べられているが、実はそれらの ゲームの世界は繋がっており、各ゲームの住人たちには交流 の場も設けられている。 その中で、主人公のラルフの役目はFix It Felix Jr.という ゲームの悪役キャラ。そのゲームはラルフがアパートの建物 を壊し、フェリックスがそれを修理するというもの。そして そのゲームは30年もの長きに亙って愛されてきた。 ところがその30周年の誕生の日。アパートの住人のキャラク ターたちが集まって開いたパーティの中にラルフは呼ばれな かった。それでも乱入したラルフに対して住人たちは、勝者 のメダルを持ってくれば入れてやると言って追い返す。 そこでラルフは、別のゲームに潜入して首尾よくメダルを手 に入れるのだが…。そのせいでゲームのバグが他のゲームに 伝染。しかもそのバグは、時間が経つと爆発的に増殖して手 がつけられなくなってしまうものだった。 その結果はゲームセンター全体の壊滅の恐れもある。果して ラルフをその危機を防ぐことができるのか。そしてラルフの 悪役としての立場は…。さらにその陰には、伝説の悪役の存 在も隠されていた。 主に登場するゲームは、Felixの他にHero's Dutyと、Sugar Rushという架空のものだが、その他にもストリート・ファイ ターやパックマン、ポングなども登場し、特に日本製の著名 なゲームが物語に彩りを添えている。 その一方では、物語の背景がゲームセンターということもか らも判るように、2010年12月紹介『トロン:レガシー』や、 そのオリジナルの1982年『トロン』へのオマージュと思われ るシーンもあり、ファンには嬉しくなる作品だ。 原案と監督は、ラルフ・バクシ監督の許で『マイティ・マウ ス』などを担当し、後には『ザ・シンプソンズ』なども手掛 けてきたリッチ・モーア。経歴のせいか従来のディズニー・ アニメーションとはちょっと違う過激さも感じられた。 なお上映には、『紙ヒコーキ』“Paperman”という短編アニ メーションが併映される。この作品はモノクロで描かれてい るものだが、その内容には1956年のロベール・ラモリス監督 『赤い風船』が思い出される素敵な作品だった。
『L.A.ギャングストーリー』“Gangster Squad” アメリカ西海岸ロサンゼルスを舞台に、ギャング団と警察の 壮絶な戦いを描いた作品。 物語の舞台は1949年のロサンゼルス。当時その町はブルック リン生まれのギャングのボス=ミッキー・コーエンによって 牛耳られていた。その手口は売春に麻薬、そして賭博。特に 賭博はシカゴ以西の賭博場から非合法な利益を上げ、その富 は街の政治家や警察までも支配していた。 そんなロス市警の中では、本部長のパーカーもコーエンを公 に捜査することはできない。しかし彼は一つの秘策を練って いた。それは極秘に結成された部隊で直接ギャング団の根幹 を殲滅するというもの。そのため警察内で異端視されていた メムバーが集められる。 その中心はジョン・オマラ巡査部長。彼を中心に昔気質のガ ンスリンガーや盗聴のスペシャリスト。さらにはナイフの名 人やギャング団に内通する巡査までもが抜擢され、極秘の任 務が開始される。それは麻薬取引の車を強奪したり、賭博場 を強盗さながらに襲ったり… この働きに、最初はギャング団側も抗争相手が仕掛けてきた ものと疑っていた。その間にオマラのチームの捜査の網は、 着実にコーエン本人へと迫って行く。しかしついにその手口 がコーエンに露見してしまう時が来る。それはメムバーの家 族にも危機が及ぶ恐れがあった。 ミッキー・コーエンは、1997年の映画『L.A.コンフィデンシ ャル』にも登場する実在のギャング。その牙城はロス警察な どの執拗な捜査によって壊滅したとされている。しかしその 陰にロス警察・特殊部隊の活躍があったという話は史実とし ては残されていない。 それにしてもこの特殊部隊の行動は、正に『必殺仕事人』で あって、法律すれすれというよりは明らかに違法行為。その 活躍は映画的には痛快で面白いが、警察が公に認める訳には いかないものだったようだ。 出演は、昨年5月紹介『MIB3』などのジョッシュ・ブロ ーリン、同2月紹介『スーパー・チューズデー〜正義を売っ た日〜』などのライアン・ゴズリング、同2月紹介『きっと ここが帰る場所』などのショーン・ペン、それに同1月紹介 『ヘルプ・心がつなぐストーリー』などのエマ・ストーン。 他に、ニック・ノルティ、ジョヴァンニ・リビシ、マイクル ・ペーニャ、ロバート・パトリックらが脇を固めている。 監督は、2010年5月紹介『ゾンビランド』や2011年11月紹介 『ピザボーイ』などのルーベン・フライシャー。脚本は、ロ ス市警で殺人課刑事とギャング担当捜査官として10年間勤務 した後に作家に転身したというウィル・ビール。 映画の中盤に「クロード・レインズ」という台詞が有り、そ こでの字幕は「透明人間」。これは1933年の映画の主演者が レインズだったことによるものだが、こんなところにアメリ カ映画の奥深さを感じてしまった。
『裸足のフラメンコ』 1936年福島県の生まれ、20代で単身スペイン・マドリッドに 渡り、フラメンコはスペイン人が踊るものという伝統や民族 の壁を感じながらもその葛藤の中で独自の表現を生み出し、 1975年に文化庁芸術最優秀賞、1980年には文化庁芸術祭大賞 に輝いた舞踏家の長嶺ヤス子を描いたドキュメンタリー。 2011年4月、東日本大震災の影響による節電で薄暗い病院に 長嶺はいた。それは直腸癌の手術のための入院であったが、 長嶺自身は、「術後は完治してまた踊れる」との医者の言葉 を聞いて「もう治ったような気分なの」と平然とした顔をし ている。それから1ヶ月後、長嶺は踊っていた。 こんな正にあっけらかんとした長嶺の姿や生活ぶりが、85分 の映像の中に収められている。そこではもちろんフラメンコ を踊る姿が圧巻だが、その一方で毎年個展を開いている絵画 の制作や、現在は猪苗代に家を借りて続けている犬猫の保護 活動などが描かれる。 フラメンコは、30数年前にマドリッドで生で見たことがある が、その情熱的な舞踏は正に圧巻と呼べるものだった。その フラメンコを踊る長嶺ヤス子の姿は映像を通じてしか見たこ とはないが、その姿も圧巻と呼べるものだったと記憶してい る。 従って本作にも、そんな長嶺が見られるものと思って試写を 観に行ったのだが、描かれているのは予想外の姿だった。そ の中では、東京の家屋に犬猫を溢れさせ近隣から文句が出て 引っ越したという話などは知っていたが、そこに描かれる動 物愛護に寄せる思いは想像以上のものだったと言える。 その一方で「娘道成寺」や「鷺娘」を踊る姿は、過去に日本 舞踊で見たことのある自分としては、あえてそれを長嶺が踊 る意味が見いだせなかったが、毎年私費を投じてスペインか ら舞踏家を招いて行うリサイタルの様子は、フラメンコに捧 げられた長嶺の人生を見せ付けられる感じがした。 企画・製作・監督は、昨年2月紹介『季節、めぐり それぞ れの居場所』などの大宮浩一。前作は日本における介護の現 状を描いたものだったが、本作における長嶺が動物に向ける 思いにもそれに通じるところが感じられ、監督が長嶺に寄せ る共感も理解できる作品だった。 映画の中には、ちょっと物議を醸しそうな長嶺の発言もある が、それも正論であって、僕には理解できるものだった。
『パラノーマン』“ParaNorman” 2010年1月紹介『コララインとボタンの魔女』のスタッフが 再び挑んだ3D人形アニメーション。 物語の舞台は、300年前に魔女狩りの現場となったと言われ る郊外の町ブライス・ホロー。 しかしその記憶は薄れ、今では魔女を売り物にしているくら いのものだ。そんな町に住む少年ノーマンには、実は死者の 霊を見る能力が備わっていたが、それは周囲の人を不気味が らせ、ノーマンを変人扱いさせるだけだった。 ところがその能力には、実はノーマンの一家に代々伝わるあ る使命が伴っていた。ただしそれは一家の特定の人物にだけ 伝わるもの。しかも先代の大叔父が、ノーマンにその使命を 充分に伝えないまま死んでしまう。 このためノーマンは、毎年能力を受け継いだ者が行ってきた 魔女の呪いを鎮める儀式に失敗し、ついに300年ぶりに呪い が復活してしまう。果たしてノーマンは魔女の呪いを鎮め、 町に平穏を取り戻すことができるのか…。 元々魔女狩りには、現代の苛めに通じるところもある訳で、 そんな魔女の実態とノーマンの境遇が重ね合わされ、単なる 伝説物語だけではない現代社会が直面している問題が描かれ る。しかもその問題提起はかなり明確なものだ。 なお映画の製作は、作成されたキャラクターの人形をCGI に取り込み、バーチャル環境の中でアニメーターが動きを付 けたり、表情を変えるという手法で行われ、正しく21世紀の 人形アニメーションという感じの作品になっている。 脚本は、『コラライン…』や2005年9月紹介『コープスブラ イド』の絵コンテを手掛けたクリス・バトラー。監督はバト ラーと、2006年10月紹介『マウス・タウン/ロディとリタの 大冒険』のサム・フェルが担当した。 なおオリジナルの声優では、2011年5月紹介『モールス』な どのコディ・スミット=マクフィー、2011年6月紹介『アイ ・アム・ナンバー4』に出ていたというタッカー・アルブリ ッチ。 さらに、2011年4月紹介『スコット・ピルグリムvs.邪悪な 元カレ軍団』などのアナ・ケンドリック、同2月紹介『キラ ー・インサイド・ミー』などのケイシー・アフレック、昨年 9月紹介『人生の特等席』などのジョン・グッドマンらが声 を提供している。
『ラストスタンド』“The Last Stand” 2011年1月3日に7年間の任期を終えてカリフォルニア州知 事を退任したアーノルド・シュワルツェネッガーが、2003年 7月紹介『ターミネーター3』以来となる映画主演に復帰し た作品。 そのシュワルツェネッガーが演じるのは、メキシコ国境に近 いアリゾナ州の小さな町ソマートン・ジャンクションを守る 保安官。しかし彼は、実は元ロス警察で麻薬捜査官を務めた 敏腕刑事だった。そんな彼がある切っ掛けから国境の田舎町 の保安官に転身していたのだ。 そしてある週末、町は地元高校のアメフットチームの遠征に 市長以下の大半の住民が同行し、閑散としていた。そこに凶 悪犯逃亡の1報が飛び込んでくる。しかもその逃亡犯は麻薬 組織の大立者。とは言え国境の渓谷が行き止まりとなるその 町のメインストリートは逃走経路とは思えなかったが… いくつかの出来事が元麻薬捜査官の勘を呼び起こす。しかし 向かってくるのは時速400kmの高速車シボレーコルベットZR1 を駆る逃亡犯だけではなかった。その逃走経路を強引に切り 開く麻薬組織挙げての軍団も迫っていたのだ。それを迎え撃 つのは、保安官と少数の副保安官だけ。 それでも保安官には、麻薬組織を迎え撃たねばならない宿命 が負わされていた。 共演は、2012年2月紹介『センター・オブ・ジ・アース2/ 神秘の島』のルイス・ガスマン、2011年5月紹介『マイティ ー・ソー』のジェイミー・アレクサンダー、2007年4月紹介 『ブラッド』のザック・ギルフォード、2004年8月紹介『ビ ハインド・ザ・サン』のロドリゴ・サントス、2011年2月紹 介『ジャッカス3D』のジョニー・ノックスウェル。 他にフォレスト・ウィティカー、エドゥアルド・ノリエガ、 ピーター・ストーメア、ハリー・ディーン・スタントンらが 脇を固めている。 脚本には、新人アンドリュー・ウノアーのオリジナル脚本を 基に、2004年『デイ・アフター・トゥモロー』などを手掛け たジェリー・マクマノフのリライトによるものが使用され、 監督は、韓国出身で2003年『箪笥』などのキム・ジフンが担 当した。 シュワルツェネッガーの演技にはクリント・イーストウッド を意識していることがありありと感じられ、特にダイナーの カウンターでのシーンなどは微笑ましくもなった。イースト ウッドもまだまだ頑張っているが、シュワルツェネッガーも その後を追い続けるのだろう。
|