ちむたんのつぶやき
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2007年06月23日(土) 宿泊学習のやりなおし(その1)

この週末は相棒とふたりで河口湖に行ってきました。
私たちの卒業した高校にはなぜか修学旅行が存在せず、2年の秋に「宿泊学習」というものが行われておりました。
行き先は富士・箱根。
旅程の中に西湖一周サイクリングが組み込まれていたのですが、クラスの中で自転車に乗れなかったのは私と相棒だけ。仕方なく家の近所で吉田拓郎の「人生を語らず」を歌いながら自転車に乗る特訓をしたのも美しい記憶です(笑)。
そんな思い出話をしていて、久し振りに行ってみるかねという話になりました。お互いオトナになって、また新たな気持ちで旅することができるんじゃないか、みたいなー。

交通手段は普段めったに使ったことのない高速バスで、朝8時40分、東京駅八重洲口から一路河口湖へ。途中、子供の頃住んでいたマンション(東名高速のすぐ脇だった)の下を通って懐かしかったです。
河口湖には、大学時代に合唱団の合宿で毎年行っていたのですが、当時よりずいぶん賑やかになっていた気がします。河口湖駅が新しくきれいになっていて驚きましたし、構内のカフェはなかなか実力派です。

河口湖駅から、西湖・青木ヶ原樹海方面へ向かうレトロバスに乗りました。車窓からは富士山が雲をまといながらも綺麗に見えています。
河口湖と西湖のほとりを走り、40分ほどで「西湖こうもり穴」バス停に到着。今回のお目当ては「青木ヶ原樹海ネイチャーガイド」。
もちろん遊歩道をただ歩くこともできるけど、せっかくだから地元の人のお話を伺ってみようと思って参加したのですが、これが大当たりでした。

銀竜草、別名ユウレイグサというのが咲いていたのですが、私たちだけで歩いていたら絶対に気づかなかったと思いますし、樹海ならではの樹木の伸び方の不思議さや、リスの食べ残したまつぼっくり(地元の人は、その形からエビフライと呼ぶそうです)、キツツキの穴は巣穴用と食事用では形が違う(巣穴はきれいな丸に開けるけど、食事用は適当な形)、などなど、たくさんのことを教えていただけました。
よく樹海では鉄分を含んだ溶岩のせいで方位磁石が狂ってしまい役に立たないといわれていますが、実際に試させてもらったところ別に狂わないんです。ガイドのかたは「都市伝説ですね。玄武岩なので、場所によってはもしかすると多少狂うかもしれませんけど」とおっしゃってました。
樹海というのは溶岩の層の上に土がごく薄く載っているだけなので、木の根っこはすこし大きな木になるとすぐに地面より上に出てきてしまいます。そうすると当然根が乾燥してしまうわけですが、うまくできたもので、地上に出た根の上には苔が生えて覆い、乾燥を防いでいるのですね。その上を人が歩いてしまうと苔がはがれて立ち枯れてしまうので、遊歩道を整備して根をよけて歩けるようにしているのだそうです。
最後は洞窟に入ってミソサザイの巣穴を見ておしまい。1時間弱で体力的にもおだやかな、とても楽しい散策でした。これはほんとにお勧めです。

再びレトロバスに乗って、今日のお宿「若草の宿 丸栄」さんに到着。たまたまですが角部屋にランクアップしてもらえて、一方の窓からは河口湖、もう一つの窓からは富士山が見えるというベストビュー。
露天風呂は河口湖が一望できる(翌朝は男女交代して、女性が富士山側の露天風呂になる)し、最上階の展望台からは富士山が裾野までゆったりと眺められるし、素晴らしいロケーションでした。
施設はすみずみまで清潔だし、従業員のみなさんはびっくりするくらい丁重に接してくれるし、とてもいいお宿だと思います。もちろんお食事も美味しかったですよー。
夜は湖上で花火があがり(実は酔っ払ってふとんの上で寝てしまってて、その音で目が覚めた)、たいへんゴージャスな気分でした。

こちらはお部屋の窓から夕方に撮った富士山です。


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