北東崎鳳凰−記録帳
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久しぶりに爺さんのいる特別養護老人施設へ。 自転車で10分ほど。
眼鏡が壊れたと言うので新しい眼鏡を届けに。 この爺さんは私が生まれたときからというか、ずっと眼鏡なので 眼鏡かけていない爺さんは違和感ありありで。(ワラ
車椅子に乗って、半分寝惚け気味。 なんか目の開き方が以前より力無いと言うか・・・。 目脂を取るってんで職員の姉ちゃんが二人かがりであれこれと。 「●さーん、じっとしててねー」 「あ、私こっち押さえておくから」 「ちょっと痛いかなー」 爺さん「(抵抗しながら)むがぅ・・・」 爺「痛いなー」 爺「ばかやろー!」 「あぁあ・・・」 私「あぁはは、こりゃまだ元気ですね。(^_^;)」 私は傍で見てただけですけど。
2年前の6月でしたか、この爺さんが ここで永年世話になることに。 以来、私達と行動を共にすることは有りません。
それ以前は・・・煉獄でした。 少しでも目を離すとどういう行動に出るか 全く分からず。 アルツハイマーの老人の介護というのが どういうものなのか、嫌と言うほど身に染みました。 週に三回の老人施設通い、半年に一回の3ヶ月に及ぶロングステイ、 こういうもののサービスはそれこそフル活用しました。 ただ、それでも、私らは幸運な方だったのかもしれませんね・・・。 介護保険が新制度になって、逆にやりづらくなったという方が TVなどで賑わすようになってても、私らは逆に大幅に負担が減って やり易くなったり。 特別養護老人施設に入れたのも、色々と条件を満たし、かつ 人数空きが幸運にも早かったためですしね。 要介護認定ってのも受けて、確か3あたりでしたか。 12345まであって、1が最重度、5は日常差し支え無い程度だったかな。 成績は普通でした。(笑
W大卒、とある大企業の工場長まで勤めたことの有るこの爺さん、 しかしこうなってはそんなもんまるで関係無いですね・・・。 死に際・去り際を見極め損ねましたね・・・。 もう自分の意思では何を思わんや・何を考えんや・何をか為さんや・・・。
しかし、この爺さんについてはこれで何とかなっているものの 私の家族親戚はまだ殆ど健在です。 そう遠く無い将来、こういった介護が必要になってくる可能性が あることを考えると、必ずしも楽観視はしていられない状況です。
若者の負担増と言うのを、マトモに食らっていたりして・・・ 本当に、なんとかせんと、老人の世話だけで人生潰されるような気も・・・
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