北東崎鳳凰−記録帳
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2001年11月16日(金) ‖ 八ヶ岳から鉄道で。ありがた迷惑な婆さん

快晴〜。2℃。
素晴らしい眺めでした。初冬というにはちと早いか、
落ち葉がまだまだ大量に舞っていますから晩秋ですかね。

八ヶ岳・富士山・南アルプス連峰を眼下に。
雲一つ無い快晴・・・とまではいかずとも、
遥か彼方に一つだけしか確認出来なかったので
雲一つ無いと言ってもほぼ間違いなし。

ここまでの快晴も珍しいです。また素晴らしき風景を堪能。

出かけ間際だけで無く、あれこれ厳しく指摘してくれる婆さんです。
爺さんがまだ正常だった頃、婆さんが少し席を外している時に
私にこう話してくれました。
「ありがた迷惑なんだよ・・・ほんと。でも、ほんとにありがたいかな・・・」
小声で優しげ・郷愁を帯びた趣きにて話してくれましたか。
十数年前だったかな・・・。

ですが、旅の話題では私はかなり婆さんと投合できますね。
「別田〜」
「ここの婆さん、温泉が出たってのにかなりなに威張って結局引かなかったんだよ」
「温泉は引いたほうが良いでしょ〜」
「そうなのになんでかねー」
「葡萄も切っちゃったしね・・・。惜しいね」

「葡萄も紅葉してるな・・・」

「甲斐大和か・・・」
「初鹿野の方が面白いよ」
「んー、そうかねぇ。」
「大和じゃ、地名そのままで面白くないね」
「そういうのも有りかねぇ。」
「そうそう」
「石和だって、温泉が付いてない方が良いよ。あそこの温泉、いきなり葡萄畑の
真ん中から出てきたって言うけど、使い様が無いっ」

「ここら辺りだね、高速道路から見るととんでもない崖の上を走っているのは」
「良くそんなところに作るもんだねぇ・・・」

「この辺はごちゃごちゃしていて覚えにくいねぇ・・・」
「勝沼・甲斐大和・笹子トンネルを抜けて笹子」
「初狩・大月・猿橋・鳥沢・梁川・四方津・上野原・藤野・相模湖・高尾・・・」
「ふーん、なるほどね」
「一応新宿まで諳んじて言えるけどね」

「日野あたりのが多摩川。浅川はその手前のだね」
「高尾の旧名ねぇ・・・浅川」
「浅川の方がいいでしょ」
「なんで高尾になったんだかねぇ・・・」
「山が近いからでしょ」
「・・・あ、高尾山か。」

「国立なんて、結構いいかげんな名前のつけ方して」
「・・・」
「国分寺と立川の間だから国立だって。」

などなど。
どっちが私でどっちが婆さんかというのは伏せておきますか。(ワラ


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