クライヴ・バーカーのファンタジーって、どうしてこうもつまらないんだろう・・・。 思うにそれは、作品があまりに絵画的すぎるっていうのが原因なんじゃなかろうか。 キャラクターがどんな顔でどんな服着てたかってのは、あきれるぐらい印象に残ってるのに、肝心の話の内容が思い出せないとはこれ如何に。 ホラーの場合はこれがいい方に作用して、感覚的に迫ってくるんだけど、いざファンタジーだとちょっと読みづらい。 いや、もともとファンタジーって苦手なんだけど。SFの方が好きなんですけど。 ジョナサン・キャロルのダーク・ファンタジーは面白いと素直に感じられるんだけどなあ。ホラー要素ありのファンタジーという点では同一ジャンルだと思うんだけど。うーむ。 そういえば、S・キングのファンタジーもいまいち面白くない。 タリスマンははっきり言ってつまんなかったし。(まあ、あれは共著だっていうのもあるけど) ケン・グリムウッドの「リプレイ」は秀逸でしたが、あれはファンタジーっていうよりSFだし。 あの名作と呼び声高い「妖女サイベルの呼び声」でさえ受け付けなかったので、ただ単に私が正統派ファンタジーが苦手ってだけかもしれません。 あ、でもハリポタとかナルニアシリーズは大好きですよ。エイキンも。ファージョンについては1時間だって語れます(やめれ) 国産だと、寺村輝夫の王さまシリーズとか。 書いてて思ったんですが、要するに私のファンタジー観って、岩波少年文庫シリーズで止まってるんですな。なんだ、そうか(納得)
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