| 2003年07月13日(日) |
★「ラバーズ カレル」試作 |
シーツの海に溺れているのは、ほんのり色づいた純白の魚。 とろとろになるまで酔わせて溶かして、いざ挿入というまさにその時、オレはゴムを切らしていたことに気づいた。
―――しまった・・・。
そういえば、この前使ったので最後だったと絶望的に思い出す。買出しのついでに補充しとこうと思いつつ、それきり忘れてた。
「どうした?」
あきらめ悪く、なおもごそごそポケットを探っていたら、それまで陶然と感覚に酔っていた三蔵が、薄目を開けてオレを睨んだ。
「えっと、その・・・ゴム、切らしちゃったっつーか・・・」 「・・・・・・」
―――居たたまれないような沈黙が部屋に落ちた。
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