自作自受
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地獄巡り
求めても堕ちない 想像 ありもしない偶像の創造 厳しい冬に耐えて 春の声も聴こえない 蒸発する魂 擦り切れる想い 悲しいだけじゃなくて 冷たくて痛い 積み上げた石の上に立って足元を見るような 身体中の穴という穴から液体が溢れ出る 力むことも出来ず 望むことも出来ず ただ事実を受け入れるだけで 絶命することも許されない 白い十字架を背負って 鬼の前で懺悔する 言葉 ありふれた結末を予想しながらも 笑顔で応える 今 ここで 一針の想いを鬼に捧げて 罪無き罰を受け入れる
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