門を潜れば失われた過去への道が拓(ひら)けている。見えなかったものがそこにある。温かい光もあれば冷たい闇もある。だからこそ目を逸らさずに。だからこそ大袈裟に捕らえないで。いつだって過去は現在に適わないから。