自作自受
DiaryINDEX<古新>


2004年02月13日(金) 連続(131)

憧れはいつも非現実的で
回転ドアの向こうには退屈な大人の世界が広がっていた
白く大きな建物はただ大きいだけだった
感動する瞬間はいつも何気ない一コマで
ドラマや映画じゃあるまいし
エンディングロールはいつまで経っても始まらない
その瞬間はもう何度も僕の前を通り過ぎたのに
気付くのはそれが通り過ぎたずっと後で
ドラマチックだよ
敗北者みたいにスター気取りで

ママに隠れて食べたハンバーガーの味が忘れられない
はちみつみたいにおいしいの
とても非現実的

緞帳はいつの間にか上がってて
それに気付かない僕は
ずっとスポットライトに照らされたまま
観客にお尻を向けたまま挨拶の練習を繰り返すの
表情とか
お辞儀の角度とか
声の大きさだとか
立ち位置のチェックだとか

憧れはいつも非現実的で
それが事実だと誰も教えてはくれない
憧れはいつも非現実


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