極爆の生活記録。
適当に更新しています。
適当にどうぞ。

2009年11月17日(火) 極爆・択

ストーブの活躍が日に日に目立ってきた。
寒い。
冬が近づいて来たのは知っているが、この素早さは一体…
寒さが身に染みるのは…年齢なのか、なぁ…
そんなしょぼくれた秋の極爆である。

本日、帰宅時に何やら空腹に襲われる。
所謂「こばら」というやつである。
基本、こういう衝動は黙殺するのが極爆なのだが、
今日はふらりとコンビニへ。
タバコを購入し、カウンター内の商品を眺める。
よし、今日はフライドチキンにしよう!
と、店員に頼みカウンターで待っていると、
極爆の背後に親子がならんだ。
聞くとは無しに耳に入ってくる会話…
母「何か食べたいものがある?」
娘「フライドチキン!!」
ああ…もしや、この娘は。
と考えたのもつかの間、嬉しそうにカウンター前ショーケースの、極爆が頼んだチキンを指差す少女。ちなみに現在チキン数、1。
そして、最高のタイミングで、そのケースから取り出し、極爆の目の前にチキンを置く店員。
母「あー残念。ちょうど無くなっちゃったねぇ」
これを聞いて、尚そのままチキンを持ち去れる男がこの世にいようか。
「ち、チキンは…いらないです。」この言葉をなんとか告げ、タバコを持って去る極爆であった。
やはり、長く生きている人間は、後に産まれる子供の為にやらねばならぬ事があるのだ。
チキン一枚を子供と取り合う大人にはなるまい、とその場を離れた極爆ではあったが、
今考えると、極爆が立ち去る事により、「買う」以外の選択肢を奪ってしまい、結果、あの母娘には無駄遣いをさせてしまったのではあるまいか?
などと、今更ながら不安にかられてしまうのである。
一つの親切が導く泥沼の混沌。
小さな親切なんとやら、である。


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極爆