明日は仕事なので、早く寝る。 出勤は昼頃で良いとの事だが、むしろそちらの方が不安である。 いっその事、早朝であれば極爆も緊張して、颯爽と出勤出来る筈だが、さてこの時間だとどうか。 変な安心による寝坊、遅刻を生む可能性は捨て切れない。 …うん、やはり不安だ。さっさと寝よう。
毎夜、喉が渇くので水を用意している訳だが、 本日は趣向を変えてみる。 夜中にポットで湯を沸かし、いざ、ティータイム。 暖かい飲み物の方が喉が渇かないのでは、というひそかな願いを抱き、紅茶を飲む。 夜中に紅茶なんぞと思ったが、なかなかどうして、飲めるもんだな。 あ、そうだ、晩酌もすっか。おつまみも必要だな。タバコも要るかな。 こうして、極爆の目の前に並んだのはゲーム、紅茶、ビール、おつまみ、タバコ… …何だろう?この状況は。 満たされてはいる。 極爆の求めている物全てが、手の届く範囲にあるのだから。 しかし…いや、やはりこれは…酷いな。 多分、これを人は「カオス」と呼ぶのだろう。 欲望を全て叶えた結果、目前の環境は混沌に飲み込まれてしまった訳だ。 …まあ、この不自然さの元凶は、間違いなく紅茶である。変だもん、ビールの横にポットがあるの。それ以外は全て恒例の物ばかりだし。 ちょっとした挑戦が生み出したこの状況… まあ、楽しかったし、良いか。
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