帰って来て飯を食い、 部屋で座椅子に腰掛けた途端、 睡魔、というよりも強烈な脱力感に襲われる。 あ…これは駄目だ。 流れに身を任せ、次に意識を回復したのは深夜を過ぎてから。 平日、帰宅後の貴重な時間を全て惰眠に費やしてしまった。 ああ、勿体ない。 哀しみにくれる極爆。このまま何も出来ず、明日の業務開始を迎えるのか。 もう、サボっちゃおうかなあ… 危険な発想に見ないふりをしつつ、明日の準備を開始する極爆であった。 ……疲れてんのかなあ?
朝の弱さに定評のある極爆。 本日も半ば覚醒、半ば夢心地で支度を整える。 ふらりふらりと左右に揺れながらも、一つ一つ確実に準備は進む。 後は歯磨き……ガッ! 痛ぇっ!? 突如襲来した激痛により、夢の中から無理矢理現実へと復帰。 意識朦朧な状態で、歯ブラシを口内へと運ぶ途中、道を誤って歯茎に激突したのである。 追突地点は、人体の急所といわれる「人中(漢字はこれだったろうか…?)」 のちょうど上下逆の位置、顎と歯の間である。 その激突の被害たるや凄まじく、深夜、この日記を書いている今になっても痛い。 人の身体の中心には急所が集中しているという話を聞いた事があるが、 もしかして、人中では無くとも、この位置はそれなりに急所であったのか? 当たったのは歯ブラシの頭頂部だったのだが、それがうまい具合に、秘孔的な何かを突いてしまった可能性もある。 すると、アレか?「あべし」か? 明日の朝「成人男性が原因不明で死亡」という記事が掲載されたならば、 この日記を読んだ皆様は「ああ、歯ブラシか…」と納得していただきたいと思う。 寝ている間に頭が爆発したら…嫌だなあ。
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