雨が降る。 久々に気持ちの良い振り方。そうそう、こうやってザンザンと降る雨こそ、極爆が求めていたものなのだ。 が、紳士傘の購入が間に合わず、ビニール傘での通勤となってしまった為、 スーツへの被害は甚大。 うん、やはり身体が隠れる傘でないと、雨の日の楽しみも半減してしまうのだな。 半日の間、生乾きのスーツの香りに苦しめられた本日の教訓である。 傘買おうっと。
仕事が終わり、ぷらぷらと帰宅する極爆。 ビールとおつまみを購入し、風呂上がりに呑む、というオッサンの様な計画をたて、 全ての行動をそれに合わせて調整する。 ホカホカと温まり、さてビールの準備でもするか、 と着替えながらニヤニヤしていた極爆の背後。 何者かが羽ばたく音が聞こえる。 何奴!? と振り返ると、そこには巨大な蛾。 で、でかい! ばさばさと、普通の虫の飛行音とは掛け離れた羽ばたきを聴いた時から、 まさかとは思っていたが…でかい。 咄嗟に浮かぶ選択肢。 が、最も効果的であろう「ティッシュで包んでプチ」作戦を実行するのは躊躇われる。 何にせよ巨大なのだ。潰す際の手応えが想像出来ない程に。 どうする?外に捨てるのにも労力が要る。そもそも誘導出来る自信が無い。 蛾を前にしばし考えた極爆。 結論。見なかった事にする。 という事で「放って置くから、今のうちに逃げてね」という形をとり、極爆はさっさと退散。 明日に全てを押し付け、寝る事にする。 …まあ、虫って、ある程度のサイズを超えたら、化物だよね、という話。
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