寒いは寒いが、十度以下の気温で「あ、今日は暖かいな」と言えるのは、 やはり寒さに慣れてきたからなのだと思う。 北国に生きる者の宿命なのだろうが、 今後、氷点下では無い日などに、 「いやあ〜暖かいなぁ」と安心する日があるのかと思うと、 人間の「慣れ」というもの力に、つくづく恐れ入ってしまうのである。
下を向いて歩く事が、最近多い。 人道を説く方々が「俯いて歩くと幸せを逃します。前を向いて歩くのです。」と力説しているが、 現在の極爆にとっては、目前の幸せよりも、靴の磨き具合の方が重要なのである。 クリームを塗り、よくよく磨いているうち、鏡面仕上げとまではいかないが、 「あれ?これ良いんじゃね?」というレベルまでは到達出来た気がするので、 歩きながら、ずっと観察を続けているのだ。 たしかに、やっている行為は幸福を逃しそうな雰囲気があるのだが、 それを上回る程、革の手入れというのには魅力があるようだ。 という訳で、極爆は明日も俯きながら出勤するのである。 しかし、ここまで来ると、やはり鏡面仕上げというやつをやってみたいものだな。
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