バイトをクビになった… さすがに遊びすぎたらしいが、 電話が来る筈の日に何も言われず、 次の日、いきなり 「ロッカーの鍵を返せ」 と言われたのにはびびった。 気分は警察手帳を置いていけと言われた新米警察官の気分だが、 多分、それより遥かに性質が悪い。
さて、前述したようにクビになった訳だが、 極爆は一つの野望があった。 髪を染めるのだ。 洗えば落ちる様な染髪はやった事があるが、 本格的に染めるのは初めて。 高校時代は、金銭問題と面倒臭さで染めず、 大学生になっても、バイト先が染髪禁止な為、黒髪のまま。 そして、クビになった今、やっと機会が来たのだ。 早速コンビニ訪問、最初なのでスタンダードな色を選び、いそいそと帰宅。 自分でやるのはとても不安だったので、母に頼む。 染め始めて数分。 ………臭い。 とても、臭い。 染髪とは、こんなに臭いものだったのか… 多くの金髪の若者は、この悪臭に耐えて染めてきたのか…ううむ。 とりあえず、 個室に入るだけで命に関るんじゃないかという程の悪臭に耐え、 見事に染まった我が黒髪。 眼鏡に合ってない… 次は眼鏡の購入だろうか…全く、金がかかる。
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