本日のバイト予定は七時だった筈なのに、 いきなり四時に「何故来ない」とお叱りを受ける。 よくよく話せばあちらの手違い。 結局極爆は6時に出勤。 俺の代わりに働いていた、バイトの先輩の視線が痛い。 帰ってゆっくりお休みください。
ある日人気の無い場所を歩いていると、目の前に女性が一人。 周りを見回すと誰も居ない。 こんな困った事態に陥った事がある男性は結構いると思う。 極爆はこういう場合はさっさと前に出てしまうのだが、 今日はさすがに参った。 バイトが終わり帰り道を歩いていると、目の前に女性?が一人。 …果たして男なのだろうか?後姿では判別がつかない。 着ている服はどっちでも着そうな服の色。 フードのせいで髪型も解らない…ジーパンも細身。 もしこのままさっさと早足で歩いていって、もし男だったら阿呆臭い。 しかし、女だった場合ではこのままの状態は非常に気まずい… やむをえん。奴が歩道を歩くなら、俺は車道だ。 さりげなく追い抜いたら、さっと歩道に戻ればよい。 …甘かった。 歩いているうちに除雪の壁により歩道と車道が完全に分断されていく。 残されたのは車道を堂々と歩く極爆一人。 バスが邪魔だといわんばかりに迂回して走っていく… やっとの思いで歩道に戻り、さりげなく振り返る。 …男。 極爆の努力は水の泡だ。
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