Art-Hanaの日記

2006年11月18日(土) 品格、人格・・・、

今年の紅葉はまだまだのようで京都の紅葉名所は十二月に入ってからになるようなことをTVで云うたはった。一週間ほど前やったか西山の方の夕日があまりにも真っ赤に染まって美しかったんで描いてみた。わたしの部屋に小さなベランダあってそこから比叡山が見える。そこから見える比叡山から並んでいる山々からの朝焼けは幽玄ともいえる美しい色合いでして今度は朝焼けを描いてみようかと思う。先日TVで「たけしの品格(品格やったか品性やったか忘れた)とは」やったか?・・・を途中から見た。この頃のニュースは学校の”いじめ”問題でつまっている。いじめる心、傷める心、や、嫉妬をする心というものは人間、生まれ持ってきたやっかいな本能(煩悩)やと思うんで、これは誰でも大なり小なり持っていると思う。この質の悪い本能(煩悩)のエネルギーをいかに良い方向のエネルギーに変えて生きていくか、が、この人間の品性、品格、人格構成に向けての修練(勉強)ではないか?とも思う。今の時代この人間として生きていくための教養としての人格、品格というものが、置き去りになり、なんか勝ち組、負け組み、とか数字追いだけの人間社会になってしまい、味もシャシャリもなくカラカラに乾いた世の中になってる・・・みたいに思う。「人格」とは人間だけに云われ使うわれ、動物に「格」というのは付けられへん、聞いたことない。(「犬格」とか「猫格」とか、ない) 昔の人は貧しくても最後まで凛としたプライドを持ってはった。「武士は食わねど高楊枝」のごとくの言葉を残したはるから・・・。それから「恥をしれ」という言葉。 わたしは思うけど小さい時からこの世での「ほんまもんの美しいもん」「夢みるようなもん」「感動するもん」「感激するもん」などを見たり聞いたり読ませたりすることや思う。それによってその子、その人の人格、品格、に影響してくると思うたりるけど・・・。 今日も夜更かしで、もう12チャンネル(NHK教育番組)の終わりの曲「君が代」が流れてきた。この「君が代」の歌も問題になってたみたいやけど、「君が代」のメロディーは雅楽の「今様」から取らはったものらしく、日本の旋律の歴史文化がある。又この今様を日本の俗曲として今も親しまわれてる「黒田節」のメロディーに使われていると云われてる。
ちなみに品格、人格、を辞書で引いてみた。
品格とは、
*気品(気品とは作品、容姿などの全体から受ける
   優美で上品な感じ)
*気高さ(気高さとは気品が高い、上品、である。
   こうごうしい)
*上品(上品とは品があるさま、品格が高いさま、
   高尚なようす)
*品位(その人や物にそなわっているねうち)の高い人。
   その人の身についている性質)
*人柄(人柄とは品格、特に道徳的価値から見た性格)。
人格とは
*人格(人格とは人柄、人の品性。心の知的な面と
   情意的な面を総合した人間精神の全体的構造)
*品(品(ひん)とはそのものに備わっている性質で、
  その人や物のよしあしを感じさせるもととなるもの。
*品性(品性とはその人の身についている性質、人柄、
  人格、品格、特に道徳的価値から見た性格)


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