星の名前。 - 2004年03月03日(水) GLAYのLIVE中に、引っかかった言葉。 それが、「ベガ」。 夏の夜空を彩る一等星の一つ、こと座のベガ。 それは確か、歌の中にあったものだと思う。 歌詞の一つとしてTERUとTAKUROが紡いだ言葉だったと思う。 夜空に輝く一等星。 その中で、最初に思い描いたのがベガなんだとしたら、 何てTAKUROとあたしが正反対なんだろうと思った。 真夏のドロリとした熱気の中で、 一際明るく、熱く、燃えるように輝く星を選ぶなんて、 あたしは考えてもみなかったから。 あたしなら、真冬の凍て付く寒さの中で凛と輝くシリウスを選ぶのに。 キーンと張り詰めた冷たい空気の中で、 夜の闇を切り裂くようにどこまでも真っ直ぐに届く光は、 圧倒的な力と煌きであたしを射抜くから。 痛いくらい美しくって、泣きたいくらい切なくて、目が離せなくなるんだ。 どうしようもなく焦れるあの輝きを、 この身に纏えたらどんなに良いだろうと、願っているというのに。 だから、ベガという名を聴いて思ったの。 あぁ。 そうか、違うんだな、と。 そんな簡単なたった一言が、あたしにとっては決定的で、 いろんな事を考えるきっかけを与えてくれる。 この文章を読んでくれた人たちは、何座を浮かべるだろう。 夜空を見上げた時に浮かぶ星の名前は、何だろう。 ...
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