HIDEの日記
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2003年10月05日(日) いつまで正しい日本的NGOのあり方は「清く貧しく」なの?

昨日の夜は大学、大学院と研究室だった友達と長電話してしまった。そいつの彼女(も大学院で同じ研究室だったのだが)は、最近仕事をやめたらしい。将来フェアトレードの店を持ちたいを夢を持って、フェアトレードをやっているNGOに就職したのだが、「当然のように残業(月に100時間以上!)して」、「当然のように残業手当など支払われず」、「当然のように体調を崩し」、不本意ながらやめてしまったようだ。でもNGOなんだから、長時間サービス残業しても、当然、と思ってしまっていいのだろうか?

残念ながら日本社会ではまだそれが「当然」と一般の人からも思われ、それが「当然」のこととしてNGOが運営されている気がする。確かに日本のNGOはお金を持っていないので、そうせざるを得ないかもしれない。しかし、いつまでも「そう」していては、NGOで続けていける人なんて限られて来るし、金持ちの道楽的になっちゃうのかもしんない。それじゃ、まともな人材は育たずに、いつまで経ってもゲリラ的な活動、自己満足的な活動、そして時にはピント外れな活動しかできないんじゃない?あとドナーや一般の人たちの意識も同時に変えないと。「あの人は、NGOのスタッフのくせにちゃんとした給料を貰ってる。ドナーからのお金を途上国の人たちに使わずに、人件費に使ってるんだな。もうあのNGOにお金出すのやめよう。」ってなっちゃう。NGOスタッフがまともな生活してどこが悪い!たとえば有名な某団体の代表もファーストクラスを使って移動しているらしいぞ。日本ではNGOスタッフは「清く貧しく」ないといけないらしい。それが一般的に知られたら、そこへの寄付はどうなるだろう?おそらく日本人的感覚だったら、減っちゃうんだろうなぁ。で、マスコミもそういうのを「売れる記事」にして、喜んでるんだろうな。だからマスコミも嫌い。なんか、書いてるうちに興奮して来ちゃったから、ここでおしまい。


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