広島と札幌の歩き方。 : : 目次 : 手紙

  2003年09月17日(水)  
  幸せを感じる要素。 

便乗セールの合間の休日。

相変わらず仕事を持ちかえってはいるものの、
今日はわりとのんびりと過ごした一日。

ゆっくりとコーヒーを飲んで、
見忘れていたビデオを見たりして、
ゆるゆるとした時間を過ごしてみたりして。

そんな時に思う機会があったので、考える。

以前ウチに勤めてた若い女の子、
実はバツイチで子持ちである事を隠していたんだよね。
そのコは若かったし男のウワサも絶えなかったので、
『オトコひっかけるには過去は禁物』的なもんなんだろうねえって、
周りでは話していたわけだ。

つか隠してた事をみんな知ってたってのも恐ろしいが。

でもさ、そうじゃなくて隠してる人もいるんだよね。
それはやっぱり世間体が悪いって事なんだろうかね。

本来ならば一生をただ一人と添い遂げるってのが当たり前で、
宗教によっては離婚なんてとんでもない!って考えもあるわけで、
そういう観点から行くと『バツイチ』なんてのは、
とんでもなく罪深い事なんだよね。

そら世間体も悪いか。

それでもどうやっても継続出来ない事もあるわけで、
そうやって新しい生き方を前向きに考えた結果である事が、
マイナス要素であるってのも、当事者としてみりゃ切ない話でさ。

いろんな柵とかがあって、多方面に様々な影響を及ぼして、
何よりも『大人の事情』に巻きこまれてしまった者の気持ちを考えるとね、
あまりにあからさまなのも問題あるかと思うんだけどさ。

私はね、幸せなんだよね。

仕事は忙しい。
忙しいけどそれなりに評価もされて、
何より人間関係に恵まれてるぶん喜びも多い。

家庭においてもね、
子供達には相変わらず寂しい思いをさせているけれど、
それでも休みの日は一緒に過ごしてたくさん話をして、
何よりも健康にすくすく育つ二人を見ていると母として嬉しい。

そしてしおんがいてくれて。

たくさんへこむ。溜めこんで溜めこんで、そして喚く。
どんな時でもしおんはどんと構えてしっかりと受けとめて、
慰めて励まして叱咤して、そして守ってくれていて。

バツイチだから、とかそういうの無くて。
時々は感じてた負い目みたいなものが、
気がつけばすっかり消えてしまっていて。

図々しいハナシだよね。
『幸せだー!うきー!』ってさ、
私が言ってるのって、何かおかしくないかい?って、ふと。

でもね、きっとそんなふうに思えるのは、
しおんが真っ直ぐに私を見てくれているからだって。
だから安心して全てを委ねられるんだって。

『負い目云々』って話を私がすると、
『五分五分』だってしおんは言う。

幸せだよ、って自信満々で胸張って言える私の幸せは、
しおんと一緒に歩いてきた年月が築いてきたものなんだよね。


長々と何を書いてるってか。
自分でもわからんのんよ、何が言いたいのか。

ま、こんな日もあるのだ。

: 筆 : しおんとゆき  
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