広島と札幌の歩き方。 : : 目次 : 手紙

  2002年11月19日(火)  
  ザワザワする。 

つい先日の時点では、
一番欲しい物が“ゲームキューブ”だった私。
いや、今も欲しいに変わりはないんだけどね。

お休みの今日、知人から頂いてそのままになっていたガンプラを作る。

【ガンダムSEED・イージスガンダム】だ。
赤いやつだ。赤いやつだけど3倍速くはないらしい。

部品をはずして、ツメ切りとヤスリでごしごしして、
パチリパチリと組み立ててシール貼って出来上がり。

むーん。不満。

やっぱりねえ、ちゃんと塗装しないとかっこよくないんだわ。
なんか安っぽくてちゃっちくてMSらしさが表現されないって言うの?

なので今一番欲しいのはプラカラーになりました。

今日はしおんもお休みで、
私達のお休みが一緒なのって逢瀬の時くらいなもんだから、
お互いの家で共にまったりと過ごすのってめずらしいねえ、なんて
午前中はのんびりと甘い会話を楽しんでみたり。

で、それからガンプラ作りに勤しんで、
私にとっては実に幸せな休日だったんだ、そこまでは。

夕方同僚からのメールやら会社からの電話やらで、精神的に休まらない状態に。

あげく同僚から延々続く愚痴電話。
何をどうしろと?その場にいない私に何をしろと?

なんか結局言ったもん勝ちなんだよな。
あーだこーだと喚き散らしたもん勝ちでさ、
愚痴ったぶんだけ本人はスッキリするんだろうけど、
そういうハナシをぶつけられる側は、
どこにも言えないでひたすらストレスだけがたまるんよ。

溜まるストレス。

『ゆきがいて救われる部分もあるだから、頑張ってちょーよ。
 ゆきがいてくれるから、彼女もなんとか保っていると思うよ。
 ガスを抜ける相手がいないから、良い意味でゆきを頼るのよ。』

しおんはそう言う。
私よりもよっぽど大人だなあと思う。

こうやって溜まったガス抜きを私はしおんにしているのなら、
私のやっている事は同僚となんら変わりはないんだよね。

しおんからの返信メールを読んで思ったんだ、
こんなハナシを休日に聞かされたしおんだって
気持ちが休まらないよなあって。

胸がザワザワするのは、
幸せだからで、そして自己嫌悪だからなのかもしれない。

: 筆 : しおんとゆき  
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