せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2006年11月16日(木) 学習発表会全体練習

 富士見丘小学校の明日、明後日の学習発表会の全体練習。
 全学年のリハーサルを見せていただこうと、篠原さんと1時間目からうかがう。
 来週のオーディションの準備(台本書かないと!)や、記録DVDのテキストづくりも終わってない僕たち。富士見丘駅から一緒に歩きながら、ほんとは今日はごめんなさいして、台本書いてた方がよかったかなあと言い合う。
 でも、うかがってよかった。
 1時間目は、3年生。「わが町高井戸 高井戸ばやし」。地域の取材をして、高井戸囃子を最後に演奏する。映像をまじえたこの発表自体もおもしろかったのだけれど、終わったあとに感想を言い合う時間がよかった。
 獅子舞をしていた男の子(サクヤくん)が、もっとこうしたらよかったということを、みんなに対してものすごくきっちり言っていた。一つ言い終わっても言い足りなくて、何度も何度も手をあげる。言うことはもっともなんだけど、なんだこの集中というかがんばりかたは?と思っていたところ、別の男の子が「今日はできなかったけど、本番ではちゃんとやります」と言って、ひとだんらく。
 見ていうるうち、一昨年の学習発表会のことを思いだした。当時、彼らは一年生で、ものすごくきっちり踊っていたアリを演じていたのは、サクヤくんじゃなかっただろうかと。森の生き物たちがいっぱい登場するその1年生の発表で、同じに踊ってるのに、なんだか目がいってしまう男の子(アリの役)が一人いた。その子と今日のサクヤくんが、一生懸命意見を言っている姿が重なった。思い違いだったら、はずかしいのだけれども・・・・
 富士見丘小学校とのおつき合いも今年で3年目。毎年6年生だけを見ていたつもりなのだけれど、こんなふうに記憶に残っていることもあるんだと思ったら、とてもうれしくなった。これから、ずっと演劇の授業をつづけていったら、サクヤくんと同じ学年の子供達はどんな6年生になるんだろうと思った。演劇授業の最初の年の卒業公演を1年生として見た彼ら。彼らをずっと見続けていけたらいいなと思った。
 続く、2時間目は4年生。「伝え合うということ」。障害のある方々との交流をもとに、車いす体験、アイマスク体験(アイマスクをして、手を引かれながら歩いてみる)などをやってみる。後半は、手話を使っての唄。
 これもとってもおもしろかった。あとでうかがったのだけれど、子供達が実際に体験したときの言葉やエピソードをもとに構成されたのだそうだ。言葉がとても生き生きとしていてすばらしかった。
 また、全員でのディスカッションの場面での、全員が話し合いに参加しているようす、客席に背中を向けて、座っている姿の雄弁さなどなど、すばらしい場面がいっぱいだった。
 「伝え合うということ」というタイトルは、障害のある人たちが「伝え合う」ということがメインであるのだと思うけれど、この発表をつくりあげた、子供達がこの発表をみんなに「伝える」ということにちゃんと取り組んでいるのがすばらしい。
 担任の見米先生は、演劇授業の一年目、一昨年の六年生の担任をしていらした。演劇授業が、きっちり、今回の学習発表会に活かされているということが、とてもよくわかった、ほんとうにうれしかった。
 20分休み、校長室で、篠原さん、平田さんと来週のオーディションの打ち合わせ。今、決めなければいけないことがいっぱいあることが判明して、1、2、5年生のリハーサルはごめんなさいする。
 オーディションの準備をすすめる。6年生全員分の役の確認とセリフの確認。
 給食をいただいて、お昼休みいっぱいかかって、一息つく。
 5時間目は、6年生のリハーサル。
 通しての練習。体育館に並んだ椅子に座って、正面から見せてもらう。
 ひとまわり大きく、くっきりとした輪郭になったような印象の舞台。
 午前中の2学年を見たせいか、さすが6年生だなあと思えてくる。
 最後に感想を伝える。発表が終わった今の気持ちと始まる前の気持ちの違いを考えてみよう。どんなふうに違うかな? だんだん、積み重なっていかなくてはいけないけど、一番はじめも、今のもりあがった気持ちで始めてみよう。そうするともっともっとたくさん積み上がって、高いところにみんなでいけるからねと。
 授業のあと、田中先生、阿部先生、平田さんと一緒に、オーディションの打ちあわせ。去年の6年生のオーディションがどうだったかということをまずはお話する。若林先生と森江先生がどんなふうに考えてくださったかを。
 その上で、今年はどうしましょうかという相談。僕たちより、ずっと子供達のことがわかる先生方に、一番いい方法を決めてもらう。
 来週の水曜の午後がオーディション。それまでに子供達にオーディション用の台本と配役一覧を渡さないといけない。
 明日明後日は、学習発表会の本番なので、土曜の終了後、5時間目の授業を、オーディションの説明にあててくださることになった。
 それぞれのクラスで僕と篠原さんが説明をして、新らしい台本をみんなで読んでみる。合同でやるより、読む機会が増えた方がいいだろうという判断。
 打ち合わせの最後に、今年は去年以上に、先生方との打ち合わせが出来ていることについてのお礼を伝える。忙しいなか、ほんとに時間をつくってくださっていることに感謝だ。
 帰り、篠原さんと歩く駅までの道、去年の6年生、一昨年の6年生の何人も出会う。みんな大きくなってびっくりだ。「おぼえてる?」と聞かれて、「おぼえてるよ!」とこたえる。
 朝8時半から、夕方4時過ぎまで、一日中いたことになる今日だけれど、やっぱり来て良かったねと篠原さんと言い合った。
 夜はオーディション用の台本の僕の担当部分をせっせと書く。これまで子供達が書いてくれた作文を引っ張り出して、役名や設定に活かせるものを拾い上げていく。
 夜中に篠原さんから、篠原さんの担当分が仕上がって送られてくる。僕は、まだ仕上がらない。明日、一日がんばって、しめきりは、明後日の朝だ。
 


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