せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2006年10月18日(水) 富士見丘小学校演劇授業 「許しつづける女たち」劇場入り

 富士見丘小学校の授業。一昨日の打ち合わせを踏まえて、篠原さんが上演台本を書き進めてくれた。
 「光速のマシーン」に乗るところと、未来に行ってしまった先で、警備員と警官に追われ、犬たちが登場する場面。
 初めに特活室で、「こういうお話をやります」という、今回の舞台、全体の説明。誰が書いてくれたお話からとったかをていねいに。両方のクラスの何人もの人の思いが、反映した作品だ。
 ダンスをどうするか、歌は何曲かというのも説明。今日のあと、授業はしばらくなし(学習発表会の準備のため)、次に会うのはオーディションだ。それまでに台本を仕上げておくと約束する。
 前田先生が、犬をつくってきてくれた。かわせみ座さんからいただいたものから、型紙を起こして、工作用紙で作られた新しい犬。足も顔も糸もついて、持ってるだけで、とても生き生きと動く。子供達に、これを使ってもらうよと説明。まさか、人形劇になるとは思わなかっただろう。僕らもそうだもの。でも、この、なんだか話しているうちに思いついたことを、次々やっていってみようと思うノリ、これがみんなで作ってるってかんじなんだなあと思う。
 AB2チームに分かれての練習、というか授業。篠原さんは特活室、僕は体育館に移動する。
 まずはウォームアップのしりとりとだるまさんがころんだ。続いて、台本を読んでみる。新しい台本は、人物が整理されて、すっきりした印象。それでも、とっても読み出があっておもしろい。
 まずは、「、」「。」で区切って、全員で輪になって読む。続いて、やりたい人!と聞いて、手を挙げてくれた人を田中先生に選んでもらって、前半、後半に分かれて、まずは前半。続いて、後半。全員が登場することになった。
 後半は、未来に行った先の「空がない」というセリフをもとに、空がないと気がついたところの即興をやってもらう。
 何人か(6人)で歩いていると、一人が気がついてみんなに言う「あ、空がない」。それを受けてのみんなの対応とやりとり。
 篠原さんの台本にもやりとりが書かれているのだけれど、子供達の言葉を反映させたいねと話しあった。で、やってもらう。
 思いがけない言葉と関係がいくつも見えてくる。空がないと気がつくと、こわいのか、不思議なのか、どう思うのか? 携帯で電話をかけてみようとする人も。平田さんに記録していってもらう。
 授業の最後は、特活室に戻って、フィードバック。両方のチームの発表をする。篠原さんのチームは後半をきっちり読んで、犬の鳴き声にも言葉としての意味をこめていた。整然と、そして役の印象まで深めての読み方がとてもすばらしい。続いて、体育館チームは、もう一度、即興劇をやってもらう。みんなに見守られて、その場にいること、そして、驚いているようすが、その場にちゃんとあった。読んでるだけとは違う、芝居しているかんじがぐんとおもしろい。
 お昼、給食をいただきながら、打ち合わせ。健翔さん、平田さんと。校長先生にも一昨日の打ち合わせで思ったことなどをお伝えする。
 みんなにお願いした宿題、大切な思い出は、もう提出されたそう。篠原さんが先に帰ったので、コピーしたものを送ってもらう。僕は明日平田さんから受け取ることに。
 校長室でああでもないこうでもないと言い合いながら、今日もおもしろいアイデアがたくさん浮かぶ。誰からということでもなく、みんなで話しているうちに誰かが言ったことが、どんどん実現していく。言ったもん勝ちということじゃなくて、何でも言い合える現場はやっぱりいいもんだ。

 劇場入り。午後小屋入りすると、舞台はすっかりできあがっていて、客席をつくっている最中。予想よりもずっときれいでおしゃれな空間ができあがっている。田中さんが用意してくれたものたちが、きちんと納まって、台本のイメージが無理なく立ち上がる。
 しばらくは役者が舞台に慣れるための自由な時間。その後、1場、2場、3場、6場を通してみる。段取りのむずかしいところを細かく確認。大勢が登場するシーンも。
 19時過ぎから通し稽古。照明はなしだけれど、音響は入れてもらう。さっきはできなかったことができてぐーんとよくなった場面、できてたのにどうして?な早くも2日オチな気分の場面などなど。まあ、今日のうちに一回へこんでおくのはいいことだと思う。やや厳しいダメ出しをして、今日は終了。


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