| 2002年10月14日(月) |
あなたをあたしだけのものにしようなんて思わない |
いきなりの雨と雷で あなたは驚いたあたしの手を握ってくれた
二人駆け出す夜の街を 雨が追いかけてくる
地下鉄の階段までたどりついて 人目もはばからずキスをする
口紅は塗りなおしていないから
あなたの頬につくこともない
ちょっと歩くのもだるいデート帰り
抱きしめられているときは あなただけと思う ぬくもりを感じているときは このひとがいいと思う
だけど一歩離れると
あなたはあたしだけのものではなく
帰る家があり
難しいことはわからないし
あなたをあたしだけのものにしようなんて思わない
だけど
いっしょにいる時間をもう少しもてるなら
こんなに幸せなことはないよね
今度会うときは
川のほとりの歩道で
二人 おむすびを食べよう
天気のいい休日
あなたと二人で サイクリング
川面の輝きが きっとやさしい秋の日差しの中
あなたの好きなしゃけのおむすびを いっぱいいっぱい作って
二人で食べよう
けだるい疲れ あなたと二人
さっきまでのやさしい笑顔はちょっと消えて まじめなネクタイ姿になっている
ねぇ
あたしがあなたのことをとても好きなこと
あなたは知っていますか?
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