祖母のお墓は山奥ぅにある。 こんな山の上に人が住んでる村があるなんて・・・というところにある。 子供の時 ここにくるのがいやだった。 お店も何もない。いるのは酔っ払った親戚のおじさんだけ 男尊女卑の強い村だったらしい。 女 子供の食べるものはほとんどない。 茶粥といって焙じ茶で煮たお粥かのびたそうめん(水につけたまま仏様にお供えしたおさがり) どっちも嫌いだった。 トイレも昔は水洗でなくて板にまぁるい穴があいてあって トイレットペーパーの代わりに葉っぱがおいてあった。 お風呂も五右衛門風呂っていうのかな お釜の中に木の蓋が沈めてあって シャワーなんてもちろんない。 山がそばにあって川の水もとてもきれいで自然がたっぷりのとてもいいところなのだろうけど 子供の時のトラウマのせいか ここに来てもちっとも自然って素晴らしい!って思ったことなかった。 山が嫌いだった。草原とか高原とか平らなところか海があたしの中では美しい自然だった。
もうあれから何年もたって 下の方の村はダムの底に沈んでしまうし 親戚のおじいさんやおばあさんは みなお墓の中に 上の村もほとんど人が住んでなくて畑だったところは草ぼうぼうだし お盆だからといってこの村に帰ってくる人もほとんどいなくて 除草剤のきつい匂いだけがあたりにたちこめてた。
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