今迄。そしてこれから。



 もう一度


もう一度、もう一度


「やり直したい」


そう搾り出した声に、母は

「今までのすべてがあって、今のあなたなんだから」
と言った。

電車に揺られていたら、変なことを考えてしまっていた。

「京王線、遅延させないで本当よかったわー」

と冗談めかして笑った私に、

母は

「今のままで十分、お母さんもお父さんもあなたを必要としているんだから。
そんなことを言わないで」

と言った。


淡々と、感情的になることもなく、母は言った。


どうしていいかわからなくて。

私のすべての弱さ

(踏み込まない弱さ、びびる弱さ、人と自分を混在させる弱さ、ずるさ)


私のすべての弱さ、性格、考えを否定されてしまえば
それが甘いと言われてしまったら、

もうなんだか

呼吸ができなくて。

自分がどうして生きているのかわからなくなって
何もできないんだったら、存在してても仕方ないんじゃないかって

どうしようもなくなって
涙腺は壊れたまんまで


あんな自然に、
しにたいなんて考えたのは、初めてだった。


カッターを出すこともない
傷跡になったときのことを考えて、位置の配慮を考えることもない

ただただ、
これを書き終えたら死のうと思っていた。


泣きながら書いていて、やめてしまえばいいのに
どうしてペンを投げないのか、
自分でもわからなかった。

否定され続けて、どうしていいかわからないのに、
ただそれでも郵便局へ向かっていた自分が可笑しかった。



あの人には、連絡したかったけど、やめた。


自分の人生をまず生きていかないと、
投影したって仕方ない。
逆に、ゆだねたって仕方ない。



あとで、すぐに私の様子に気づいてくれて
電話口で聞いてくれた。

笑って聞いてくれるときのあの人が、私はどうやら今のところ、一番好きみたい。


どうにかなる、私が今いる時点は通過点に過ぎない

そう思われている気がしてきて、
まだここで終わってはないんだという、安堵感があるからかもしれない。



進まなきゃならない

でも何をよすがにすればいいかがわからない


ただ悔しい
情けない自分が悔しい

勝負しているのは、自分自身だ




2009年08月08日(土)
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