4つの季節を重ねながら

2001年11月03日(土) 硬水洗濯のための石けん



   きゃぁぁああ〜〜!


   ウッズよぉぉおおお!!


   初日13位スタートだわぁぁああ!!!



あ〜、ごめんなさい。思わず興奮してしまいました。(反省)だいぶミーハー根性は直ったつもりなんですが、タイガー・ウッズだけはだめなんですぅ。



   だって、身体の線がきれー。
   (あと数センチ脚が長かったら完璧だった)


   だって、インタヴューでの受け答えが知的ぃ〜。



もともと紳士のスポーツであるゴルフ、アメリカのゴルフ界は黒人の彼にはちっとも優しくないらしいけれど、ことを荒立てて抗議したりしないのがいい。そして、ちくりと「連盟の会長が僕とコンタクトをとってくるのは、頼みごとがあるときだけなんだ」なんて漏らしてみたりする。がんばってね〜。わたしは応援しているよ!


   *          *          *


さて、まじめな話題にいこー。

昨日の●いい石けんをつかおう●でのレポートを読んでから、どうしたら硬水で石けんを使って洗濯できるか考えています。

こちらの洗濯機は基本的に温水で洗うように作られています。
温度設定は 90℃、60℃、40℃、30℃、冷水。

でも、凝った造りになっているわけではなくて、ただ単にダイヤル式で、温度が高いと洗濯時間も長い。つまりそれだけ長い時間加熱し続けるだけ。(苦笑) ダイヤルは


   ぶぁきばきばき!!


とすごい音がして回ります。買うときに電気屋さんで、わたしが安物を買おうとしているからいけないのかと、各メーカの最高級品にも触ってみたのですが、10万円もするような洗濯機でも

   ぶぁきばきばき!!

だったのであきらめて安物を買いました。ちなみに高級品でも水量半分ボタンがあるだけで、洗濯物の量によって自動的に水の量をコントロールするような機能はありませんでした。説明書を読むまでもないシンプルさは気に入っています。というか、気に入るように努力しないと欧州生活はストレスだらけ。(笑)

ドラムが垂直に回る形なので、回っているあいだは蓋を開けられない設計になっています。

そして、硬水。

この条件で、どうしたら石鹸を使って洗濯ができるか?

まず日本にいるひとたちがどうしているか、調べたのですが、基本的にお水かお湯を溜めてから、泡立てた石けん水を投入するという方法は洗濯機の構造からちょっと難しい、というか手間がかかりすぎる。一度洗濯機が回りはじめてしまったら、無理やり止めても、蓋が開けられるようになるまで3分かかるのです。感電防止のため。

なので、石けんを熱湯で溶かして少し泡立てて入れたら、速攻蓋を閉めて、洗濯開始、ということにしよう、と(仮)決定。

次に脂肪酸構成と、石けんの特徴を調べ直してみると、冷水〜40℃くらいなら、菜種油や大豆油がよく、40℃以上で洗うなら、パーム油がいいのこと。

ふ〜みゅ。
うちはいつも40℃で洗っていたのですよ。電気会社からいたずらに高い温度で洗濯する必要はない、というパンフレットをもらっていたので。洗濯時間は日本より電圧が高いにもかかわらず、約2時間なので、洗っているあいだだけとはいえ、がんがん熱してかなりの電気消費に繋がってしまうわけです。高温で洗うと衣類の痛みが激しい気もしたし。

それに、硬水で洗濯するなら、やっぱりオレイン酸たっぷりのオリーブ油原料のほうがウールも洗えていいな〜。冷水でも洗浄力を発揮できるというし。

ココナツ油だけではやはり泡は立っても洗浄力はいまいちなよう。

ということで、

1.普段使いであんまり汚れていないもの用にはオリーブ油たっぷり、ココナツ油ちょっと、パーム油もちょっとの石けん(40℃用)と、

2.衣替え直前&汚れ物用にパーム油たっぷりココナツ油とオリーブ油ちょっとの石けん(60℃&90℃用)

を作っておけばいいかなぁ。鹸化率はわたしのいいかげんさで100%は危険かな? 97%くらいにするか?

そういえば、エコ系洗剤のパンフレットにも商品ごとのお薦め温度設定が書いてありました。

こちらでは人目につくところに下着を干すと警察が来るので、洗濯物を太陽に晒せるのは、最上階に住んでいる人の特権だったりします。だから、温水で殺菌という意味もあるのかもしれません。


さ〜て、おっそろしいのは、洗濯機のメインテナンス。
天使のお洗濯さんによると、石けんカスの除去には酸性またはアルカリでの洗濯槽の洗浄は有効だそう。ということは、1週間に1度くらい洗濯機の空回しでもすればいいのかしら? お酢かなにかで。

炭酸塩というものを多くのサイトで見かけたのだけれど、フランスではどこで買えるかな〜? 泡立ちが良くないときに加えるといいのだとか。 アルカリにすることに意味があるなら、重曹でも代用できるかしら?

そしてやっぱり

> 軟水器の必要性が健康、環境、省エネなどを考慮した場合は設置が
> 理想と思います。

とのアドバイスをいただきました。う〜ん、自分が軟水機を導入するのは決して難しいことではないのだけれど、そうすると欧州に住んでる他の人がちょっとづつ生活をエコにしていく応援をするというのは、ちょっと難しくなりますね〜。まだ踏み切れていない人にいきなり、「軟水機、買わなきゃね」とは言えない。(苦笑)

いまわたしが使っているのは”ちょっと”エコな洗剤。たったの15-30%だけ石けんです。これは安売りスーパーその名も "Leader Price" のプライヴェート・ブランドもの。

(フランス人は成り金を "New Rich" と呼びます。嫌なものは英語かい?と思ったら、イギリス人は "Nouveau Riche" とフランス語で呼ぶのだとか。どっちもどっちだ(笑))

一般のブランドもの洗剤よりずっと安いのが魅力でした。そのかわり汚れ落ちはちょっと悪くなるかな。

本格エコな洗剤はもっとずっと高くなります。しかも、biologique で、bio-dynamique ときた! Biologique は有機栽培原料を使っているという意味なので、良いのですが、bioーdynamique とは、なんぞや?(笑)

もうちょっとこのあたりを調べて、考えることにします。


   *          *          *


asahi.com で

> 「洗剤が必要だという自信は揺らいでいない。付加価値の高い製
> 品は着実に売れる」。(中略)ライオンの高橋達直社長(65)
> は自信を見せる。(中略)研究開発に力を注ぐ一方、「衣類と一
> 緒にバケツの中につけておけば、あれよあれよという間にきれい
> になる。そんな洗濯機のいらない夢の洗剤があってもいい」と洗
> 濯機メーカーもけん制する。

と読みました。その夢の洗剤が川に流れたら、魚も微生物も一瞬のうちに全滅しそうだと思うのは、わたしだけ?

早さや効率が大切だというのは時代遅れの発想だぞ〜(お年寄りだわね〜)、と高橋さんに言ったら、一体どんな顔をなさるんでしょう?(笑) 65歳で社長、ということはいま35歳の人が社長になるまで、こういう発想法は変わらないとしたら、あと30年は洗剤を作る会社は環境を無視した方向に走り続ける、のでしょうか?



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