荒ぶる魂

2004年03月26日(金) ゼロワン後楽園大会

(レビュアー:ニキさん)

橋本は怪我してるし外国人はいないし、正直不安だらけだったゼロワン後楽園大会。
とくにセミのカードがあまりに心配・・・。

でも結果的にはいつものように楽しいゼロワンでした。

以下感想。
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▼第1試合
○大谷晋二郎 VS 佐々木義人●
(11分32秒 片逆エビ固め)

当初は橋本と発表されていたこのカード。
大谷が橋本の代役を志願してダブルヘッダーが決定。
私は会場に着くまでそんなことは知らなかったんだけど、その発表を聞いて
素直に嬉しかった。
橋本は完全に体を治すまでは出て欲しくないもん。

義人はどうも足を怪我してるようでテーピングが痛々しい。
それでも果敢に向かっていくのはさすが。

でも大谷に「若ハゲ」っちゅうのは言っちゃだめでしょう。

メインを控える大谷があっさり終わらせちゃうかと思いきや意外に長く
義人につきあってた。
義人は負けて泣いてたみたいだったけどいい試合だったと思うよ。


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▼第2試合
○宇和野貴史 VS 黒毛和牛太●
(11分51秒 ジャーマンスープレックスホールド)

この試合は正直・・・(以下略)。

しかし曲がりなりにもゼロワン所属だった(今もなのか?)黒毛より、
宇和野の方が声援が多いのはいかがなものか。

あと大森よりは宇和野の方が素直そうなだけ伸びる可能性があるかもと思った。
あくまで比較の問題ですが。

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▼第3試合
○小笠原和彦・中嶋勝彦 VS 崔リョウジ・浪口修●
(15分09秒 レフェリーストップ)

おもしろかった!
中嶋君って本当にいいよ〜。
WJの選手はどれも不要だけど、中嶋君だけはぜひともゼロワンに入ってほしいな。
小笠原先生とのタッグ、めちゃくちゃぎこちなかったけどそれはそれで味わい深かった。

ただ、崔はせっかくの復帰戦だったのに中嶋君に喰われてしまったのがちょっと
かわいそうだったかな。

ゼブラースーツを着ていない先生はやっぱり危険な男で最後はアクシデンタリーっぽく
浪口君がダウンしてしまい急遽試合終了。

その後なかなか浪口君が姿を見せないのでかなり心配だったけど、メインになって
やっとセコンドについたので一安心。
これ以上誰も怪我しないでほしいよ。


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▼第4試合
石井智宏・●和田城功 VS 坂田亘・星川尚浩○
(11分55秒 片逆エビ固め)

・・・和田っていったいなんなの?

見た目が全然かっこよくないのに、技も全くダメダメダメ。
こんなんならまだ和牛太の方がましだよ。
どこがダメかって技を受けたときにマジで泣きそうになって切なそうな悲鳴を
あげるのが萎えた。
あまりにいじめられっ子タイプで見ててすごくイライラ。
しかもそれの相手がナチュラルいじめっこタイプの坂田なんだもんなあ。


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▼第5試合
○越中詩郎 VS 高岩竜一●
(9分36秒 サムライドライバー→片エビ固め)

おもしろいだろうなと言う期待通りにおもしろい試合。
越中を見るたびに毎回思うけど、大森じゃなくって越中を入団させた方がいいよ。


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▼休憩中

またしてもハッスルの宣伝で島田登場。
長州が関わってる限りハッスルとゼロワンは切り離してもらいたい派の私は
ちょっと複雑。
でも中村さんが何も書いていない台本を持ってきて、直前に出たアサヒ芸能の
記事の打ち消しをしたのはうまいなと思った。

そしてなんとリング上には坂田登場!
盛り上がる場内に坂田もかなり嬉しそう。

さらに観客の声援を受けた坂田が島田にパイルドライバーをかけたのには大爆笑。
あれって小川のかなり手加減気味のSTOよりよっぽど効いたと思う。
やっぱり坂田だけはガチ。

それにしても坂田がハッスルポーズまでやるとは思わなかったな。
坂田ってあんな端正な顔してて実はノリがいいのね。
ハッスルポーズも小川よりうまかったよ〜。

なんだかんだ言って結局おもしろかったハッスル劇場。
あんな坂田を見られただけでも今日来たかいがあったってもんだ。


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▼第6試合
○大森隆男 VS 横井宏考●
(9分24秒 アックスボンバー→片エビ固め)

最も不安要素だったこのカード、さすがにセミから第6試合に変更になってた。
横井君がずいぶん体を絞ってたけど、また総格の試合があるのかな?
(後にプライドGPに参戦することが発表されました)

試合はこの2人から想像されるよりはおもしろい試合だったので
ちょっとびっくりした。

横井君が大谷、田中を撃破した大森にあっさり勝ってくれたらもっと
おもしろかったんだけどな〜。


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▼第7試合
田中将斗・○黒田哲広 VS 金村キンタロー・葛西純●
(12分02秒 ラリアット→片エビ固め)


前から不協和音があった金ちゃんと哲っちゃん、とうとう仲間割れ?
田中・黒田っていうタッグはなかなかいいと思うので私的には歓迎です。

試合は、このメンツならではのハードコアな展開。
しかし、リングサイドのすぐ側にお孫さんらしき人に付き添われた車椅子に乗った
相当年配のおじいさんがいたので、場外乱闘の度に巻き込まれるんじゃないかと心配に。

とくに、おじいさんの目の前で葛西がテーブルに向かってダイブした時は
おじいさんそっちのけで写真取ってる孫(推定)に対して
『そんなことやってないで、おじいさんを守ってあげて〜』と叫びたくなった。

ところが、葛西がダイブした瞬間、おじいさん大喜び!
それまでほとんど動きがなくて、見てるんだか見てないんだかよくわからなかったのが
葛西が飛んだ瞬間におじいさんが手をバタバタとふって喜んでいたので
何だかこっちまで嬉しくなってしまった。


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▼第8試合
○大谷晋二郎 VS 佐藤耕平●
(15分46秒 レフェリーストップ)

これもちょっとと言うかかなり心配だったんだけど結果的にはおもしろかった。
耕平、よく頑張ったよ。
もちろんまだまだ伸びてもらわなきゃ困るけど。

試合の途中から田中やら黒田やら金村やら葛西やら大森やら、それこそ
リングサイドに大集合だったので何かあるかな?と思っていたら
案の定やってくれました、恒例の大乱闘!

うーん、やっぱり最後はこうやって盛り上げてくれないとね。

大森のマイク、・・・だったけど努力は買いましょう。

ただ、田中と黒田と義人が締めようとした時、声援が少なかったのが
何だかかわいそうだった。
大谷と別れた田中と、金ちゃんと別れた哲ちゃんに対して観客はちょっと
冷たい感じ。
私は大谷より田中派、金ちゃんより哲ちゃん派なのでちと寂しいですよ。

そして最後に大谷が「正直言って今日はこんなにお客さんが入ると
思ってなかった」って言ってたのが印象的だった。
橋本がいなくても少なくとも後楽園では客は集まるんじゃないかなあ。

とりあえずこれからも応援していこうという気持ちになりました。


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