l BACK l INDEX l NEXT l

谷口 令のハッピーダイアリー  
アーサー王物語 2004年12月08日(水)

アーサー王物語



私がいつも、一番大切に思っていることは、人の心の可能性です。

小さい頃に読んだ物語が、今でも心の中に生きていて、
私の人生にすばらしいヒントを運んできてくれます。

それは、アーサー王伝説のキリストの聖杯のお話。。。
たしかこのような内容でした。

 その頃のアイルランドは土地がやせ、人々の心も病んでいました。
 アーサー王は円卓の騎士たちを集めてこう言います。
 
 『しあわせになるという「キリストの聖杯」を国中から探してきなさい。
  条件はひとつだけ。3年間で村々をまわり、 
  その村の人たちの話をきき、いっしょに土地を耕し、人々を楽しませること。』 

 円卓の騎士たちは国中に散っていきました。
 騎士たちはアーサー王のいいつけどおり、村々を巡り、土地を耕しながら、
 キリストの聖杯を探し続けました。

 3年後、騎士たちはアーサー王の元に戻ってきました。

 ところが「キリストの聖杯」を持ち帰ったものはだれもいません。

 アーサー王は騎士たちにこう言いました。

 『すべての騎士たちがキリストの聖杯を持ち帰った。
  国中の人々がしあわせになったこと。。
  それがキリストの聖杯そのものじゃ』


この物語がくれたステキなメッセージ。。。
アーサー王のすばらしさ、
そして、本当に価値があるものは、実は形のないものだと子供心に感動したことが、
今も私の根っこにあるのです。



l BACK l INDEX l NEXT l
この日記をお友達に教える
メールはこちららで。】 【ホームページはこちらからどうぞ。


--->