浅田次郎さんの『蒼穹の昴』の中で私の魂をゆり動かされた言葉がありました。
『人が、星を動かす。。。そんなことってあってよいものでしょうか?』
『さあ、あってほしいものじゃ。 かつて、ただのひとつもそのためしはない。
この世の中には本当に日月星辰(じつげつせいしん)を動かすことのできる 人間がいることを。 自らの運命を自らの手で拓き、あらゆる艱難に打ち勝ち、 風雪に良く耐え、天意なくして幸運をつかみとるもののいることをな。』
物語は、二人の男性が占い師に将来をみてもらいます。 一人は最高に良い卦がでて、その通りにどんどん出世ていくのですが、 もう一人は、あまりにもひどい卦で、占い師はとても本当のことが言えなくって はじめて嘘をつくわけです。
『お前はの人生ははすばらしくなる』
物語の中で「春児」という名前なのですが、 春児はその言葉だけを励みに、困難を乗り越え、 どんどん運命を切り開いていくのです。 そして最後にはその時代の最高の地位まで上りつめていきます。
あたえられた運命。。それは決して変えられないものではありません。 変えられないと信じているだけのこと!
人生を切り開くお手伝いをすること。。。 これこそが私たちの本当の仕事、役割ではないでしょうか。
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