61歳のときにはじめて就職した母のことを思い出しました。
母の小さな頃の夢はデザイナーになること! 今でこそ、たくさんの学校もありますが、地方で育ち、家も貧しかった母の環境では夢はただの夢。。。
小さかった母に父親が都会から買ってきた服のデザインがすばらしかったことや、 女学生の頃描いたデザイン画を先生がほめてくれたこと。 そんなことを心の中であたためながら大人になっていった母。。。
4人姉妹の末っ子に生まれた母は、姉たちにとてもかわいがられていて、 自分から何かに向かっていくことをしらなかったといいます。
そして父と結婚して、子供が生まれて夢を抱きながら専業主婦に。
母は同じ年の森英恵さんが大好き。 まるで母の夢をそのまま叶えてくれたような森英恵さんをテレビや雑誌で 見ては、あこがれていました。
そんな母にチャンスが訪れたのは今から18年前、 そういえば五黄の年のちょうど今頃でした。 今思いますと三碧木星の母にとっては発展、チャンスの年だったのでしょう。
たまたま森英恵さんの会社で人を募集しているお話を聞きました。 そして偶然私の友人のおかあさまが森英恵さんのお姉さまと親しくて、 たくさんの情報をもらうことができたのです。
チャンス!でも年齢が。。。 ほんの一瞬そのことが頭をかすめました。 母ならできる!という直感で、写真を撮り、履歴書を送り、 志望動機に、母の思いを書かせて待ちました。
ダメでもともと!チャレンジしたことに意義あり!
ところが面接の日程が送られてきてたくさんの応募の中から母が採用され、 玉川高島屋の「森英恵ブティック」に配属されました。 人前に出るからでしょうか。。。母は日に日に輝いていきました。 61歳からの仕事のスタートで、たいへんなこともたくさんあったでしょうが、 毎日が楽しくて仕方がなかったといいます。
そして母にとって最高にうれしかったことは、売り上げ全国トップになって あこがれの森英恵さんからワインと励ましの言葉をいただいたこと!
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